本のせいなのか、どうなのか
今まではなぜかあまりなかったのだが、仕事で社内のほかの部署の人が書いた文章を読んで、それについての質問をすることになった。
プリントアウト後、ある部分の文章をいちど読んでみた。「?」 もう一度読んでみた。「??」 三度目。「???」とうとう、「何が言いたいのかわからん!」と、ひどくイライラしてしまった私は、赤ペンを手に取り、"てにおは"の修正や単語の補足などを始めた。それを見ていた先輩社員がひとこと、「それじゃ校正だよ…」。
なぜそんなにイライラしていたかといえば、文章が書かれた目的(だれに読んでもらって、何を伝えたいのか)がわからない、ということが、とてもいい加減で不誠実に思われたのだ。同僚から聞いた話では、ほかの文章では、そんなことはなかったらしいので、なおさらそう思ったのだろう。
でも、わかりにくいからって、イライラしてエキサイトすることもべつに無かったのではないだろうか。たしかに、変に細かくて、もともと潔癖症だなあ、と思うところはあるし。それとも、これらの本を読んでいたせいだろうか。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: 新書
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実は、この本は、8月6日に行われる、日垣隆の文章教室のテキストなのである。どう使われるのだろうか。素直に使うのか、それとも反面教師なのか。
- 作者: 東谷暁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/07
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結構、有用だと思うんだけど、自分の生活(やこのブログ)にどう当てはめていいか、もうひとつピンと来ないなあ。これについても、いま判断しないで、文章教室の実施を待つか…。
こういう本を読んで役立てるのは結構だが、そのせいで変に他人の文章にダメだしなんぞして、逆に自分と他人のコミュニケーションを阻害してしまうのは、意味無いな…。