書籍

中川淳一郎『ウェブはバカと暇人のもの』

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)作者: 中川淳一郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/04/17メディア: 新書購入: 35人 クリック: 977回この商品を含むブログ (217件) を見るネットの衆愚、がテーマになっている。ネットへの無邪気な希望に疑問を投げ…

私と読書会

もう5月だね。 某古典読書メーリングリスト(ML)に参加している。 1月 大和和紀『あさきゆめみし』。 小学館文庫で全7巻。今年が源氏物語千年紀、ということで。 あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット作者: 大和和紀出版社/メーカー: 講談社発売日:…

泉昌之『新さん』

新さん (新潮文庫)作者: 泉昌之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (14件) を見る先日、ハイファイ・レコード・ストアの松永良平氏のブログが1111回を迎えたそうで、(id:mrbq:20081019) そ…

読書メーター

日記を書かなくなってから1ヶ月が経った。以前、書いた日記を読んでみると、「こんなこと考えてたのか、面白いな」と、ニヤニヤすることがある。気持ち悪いですか。何も記録しない、というのももったいない。ここのところ、読んだ本は、「読書メーター」(htt…

山田悠介『8.1 Game Land』

8.1―Game Land (角川文庫)作者: 山田悠介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る昼飯をとりに入ったショッピングセンターの書店売り場で、たまたま目にした。山田悠介の名前は…

岡嶋裕史『暗証番号はなぜ4桁なのか』

暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)作者: 岡嶋裕史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/09/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (62件) を見る前に読んだ『セキュリティはなぜ破られるのか』…

奥田英朗『空中ブランコ』

空中ブランコ (文春文庫)作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/01/10メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 161回この商品を含むブログ (287件) を見るその道で成功してきたけれど、生活の歯車がどこか狂ってしまった人たちが、子どもみたいな…

岡嶋裕史『セキュリティはなぜ破られるのか』

セキュリティはなぜ破られるのか―10年使える「セキュリティの考え方」 (ブルーバックス)作者: 岡嶋裕史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/07/21メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (30件) を見る仕事でセキュリティの基本を再確認しよう…

日垣隆『通販な生活 一生を1ギガで終えないための買い物学』 と 日本語入力

[rakuten:book:12807897:detail] 主題の本は、週刊現代に掲載されていた通販コラムをまとめで編集・加筆したものである。ちょいちょいと雑誌を立ち読みしていた私は、ああこんなことも書いてあったっけ、と思い出しながら読んでいた。その中に気になるタイト…

田中淳子『速効!SEのためのコミュニケーション実践塾』

速効! SEのためのコミュニケーション実践塾 (日経ITプロフェッショナルBOOKS)作者: 田中淳子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2004/04/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (13件) を見る4月前後になると、時期に合わせて、新…

エーリッヒ・フロム『愛するということ』

「愛は技術である」というテーマに基づいて、兄弟・母性・異性・自己・宗教について愛の理論を展開し、習練を勧めている本である。自分用のメモとして。 愛の習練にあたって欠かすことのできない姿勢が一つある。(略) 何かというと、それは能動性である。先…

上田紀行『かけがえのない人間』

かけがえのない人間 (講談社現代新書)作者: 上田紀行出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/19メディア: 新書購入: 7人 クリック: 42回この商品を含むブログ (28件) を見る文化人類学を専門とする著者が、2006年に行ったダライ・ラマとの対談から始まって…

司馬遼太郎『坂の上の雲 三』

ようやく三巻を読み始めた。冒頭で、壮絶な闘病生活を送っていた正岡子規が亡くなってしまう。 (子規は)墓碑についても、よく自然石などを用いた気どったものがあるが、あれはいやみである、とおもっていた。ごくふつうなのがいい。子規は平かでごく普通な、…

小西康陽『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』

昨日の仕事の憂鬱さは、午前中のうちに何とか解決した。簡単な会議の後、昼休みで外に出る。いかにも春という陽気で、自分でも驚くほど気持ちが高揚した。常夏より常春。午後、しばらく仕事したあと、次の仕事の面接。面接してくれる社員さんが出張帰りなの…

内田樹『ひとりでは生きられないのも芸のうち』

ひとりでは生きられないのも芸のうち作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/01/30メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 147回この商品を含むブログ (85件) を見る著者が>と呼ぶ『ひとりでは生きられないのも芸のうち』の中に登場するフレーズに…

司馬遼太郎『坂の上の雲 一』

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/01/10メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 168回この商品を含むブログ (473件) を見る司馬遼太郎の『坂の上の雲 一』を読み終えた。日露戦争でロシア最強のコサック…

奥田英朗『町長選挙』

町長選挙作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (268件) を見るこういうユーモアのある小説を、最近読んでなかった。同じ作者の『イン・ザ・プール』はすでに映画化されていて、『空…

滑川海彦『ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方』

筆者の滑川海彦氏に、偶然お目にかかる機会があった。そのときはこの本のことを存ぜず、その後、ようやく手にとって読んだ次第。しかし、なぜか最後の一章だけ読んでいなかったことを思い出して、ようやく読了した。>という現象を、さまざまなWebサービスの…

橋本治『青空人生相談所』

青空人生相談所 (ちくま文庫)作者: 橋本治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1987/12メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 67回この商品を含むブログ (40件) を見る橋本治は、理屈をこねまわすことを独自のエンターテインメントにできる作家の一人である。そん…

ヒルティ『幸福論』

幸福論 (第1部) (岩波文庫)作者: ヒルティ,草間平作出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1961/01/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 54回この商品を含むブログ (40件) を見る今朝は7時30分に起きた。メールの返事や、友人に頼まれた本の発送作業をしている…

日垣隆『常識はウソだらけ』

常識はウソだらけ (WAC BUNKO 73)作者: 日垣隆出版社/メーカー: ワック発売日: 2007/10/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 115回この商品を含むブログ (14件) を見るラジオ番組での、日垣隆と科学の専門家の対談本を読んでいる。今までも何冊か出ているが…

築山節『フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる』

フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)作者: 築山節出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/11/08メディア: 新書購入: 36人 クリック: 158回この商品を含むブログ (128件) を見る 不意に言葉が出なくなる。 よく知っているはずの名前が思い…

岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)作者: 岡田斗司夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/08/16メディア: 新書購入: 45人 クリック: 675回この商品を含むブログ (612件) を見る某マイミクさんが、この本が気になっているとのこと。私も同様で、電車で中吊…

内田樹『知に働けば蔵が建つ』

知に働けば蔵が建つ作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (57件) を見るこの本は、読書会の課題図書、オルテガ『大衆の反逆』についてまとめられている部分がある、というの…

黒田研二『結婚なんてしたくない』

昨日の飲み会の酒が効いたらしく、起きたのが10時30分。読書会の課題図書から解放されたのをいいことに、適当にネットをやりつつ、録画していた「爆笑問題の検索ちゃん」を見ていたら、もう午後になってしまった。で、ほったらかしにしていたCDを整理して、…

夏目漱石『吾輩は猫である』

仕事で、夕方ごろに内輪で打ち合わせを開いたが、出席者のうちの一人がまるで身が入らない。「集中力が切れた」と言って大あくびをするわ、とんちんかんなことを言い出すわ、落書きを始めるわ。仕事をナメているのか、私をナメているのか。「週末だからです…

古典ばかり読む

今週末に購読しているメルマガ主催の古典読書会があるので、土日も本を読む時間を作っていた。いま課題テキストの一つ、井筒俊彦『イスラーム文化』を読み終えた。イスラームについての知識も関心もなかった。こんなことがなければ、絶対に手に取らない本だ…

福沢諭吉『新訂 福翁自伝』

以前の日記で、ロジック破綻メールを書く仕事のメンバーのことを少し書いた(id:atnb:20070815)。私の仕事のチームリーダーが、そのせいで仕事がまったく進まないことにとうとう業を煮やし、彼についてのメールをプロジェクト・リーダーに送った。的確な経緯…

自己啓発本から逃れられない

昨日の続きになるが、仕事の帰り際、協力会社の新人・マイミクのネコ〜くんが誕生日だそうだ。よけい、いや、めでたい情報を知った私は、本をプレゼントすることにした。昨日と同じメンバーで同じ書店に行った。[rakuten:book:12108773:detail]ネコ〜くんが…

貴志祐介『クリムゾンの迷宮』

協力会社の男性若手社員がドキュメントを作っているのを、私が脇から偉そうに指示を出して手伝っている。しかし、ドキュメントを作りなれていないのがよくわかる。なんでこの項目名だけ英語なんだ。表のセルの幅が一定じゃないだろ。なかでも最も気になった…