新宿のホリゴミイ・ブラザーズと青山のサイン会

仕事を切り上げようと思ったら、電話が入った。今日締め切りの(って定時を過ぎてんじゃんよ)資料を作成していて、質問がある、という。

私が参考になる資料を送ってあげたが、矛盾があってよくわからない、という。私が何か勘違いしたというのか。関連部署に問い合わせてみたが、やっぱりわからない。その旨を伝えたところ、

「あー、やっぱりこの自分の資料がダメだったか。」
どういう意味ですか?
「○○さんが作ったらしいんだけど」
らしい? どこが出どころなんですか。それ。
「●●さんが持ってきたんだけど、よくわからない。」

ふだんは気後れがちな私のスイッチが、急に入った。人の時間を無駄にとらせやがって。

あのね、事実かどうかわからないような情報をもとに、矛盾がある、と言われたって、どうしようもないでしょう。私は、自分の担当範囲については答えられるし、資料も送れるけど、それ以上のことはできません。
「私、今日締め切りなんだけど。」

あのな。

7-seven-(DVD付)

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さっさと打ち切った私は、新宿タワレコキリンジトークイベントに行った。おかげで30分遅刻した。それでも15分ぐらい、飄々とした2人の会話が見られて、救いになった。

デビュー10年だそうだが、爆発的に売れ過ぎることなく、騒がしくないファンに向けて、良質な音楽をコンスタントに生み出していってくれている、ということをありがたく思う。

トークショー終了後、キリンジの二人が参加者全員にサイン入りフライヤーを手渡してくれた。その際に、先日、某所で弟・泰行氏を見かけたことを伝えると、驚いていた。フライヤーには、各人がキリンジへの賛辞を寄せていて、彼らを「ホリゴミイ・ブラザーズ」と改名して世界を舞台に勝負してほしい、とコメントを書いたのは、次のサイン会で、サインを書く人である。

ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

次は、青山ブックセンター小西康陽『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』
サイン会に足を運んだ。DJイベントではお見かけするのだが、こういう形でお会いするのは初めてだった。本名をtnbの名前つきでサインしていただいた。最初、"t"が"七"に見えて、何を書くんだろう、と思っていた。

集まっていたDJイベントの常連の皆さんと、恵比寿テネメントで飲み会。レコードがかからない場所で話だけをする、というのは、とても新鮮で、自分が参加したいのは、むしろこっちのほうではないか、とさえ思う。しかし、土日に家でやらなきゃいけない仕事を抱えていたので、後ろ髪をひかれつつも、終電近くで帰宅した。本当に残念。