4月27日

仕事が終わった後、近くの屋台の飲み屋(別名、第2会議室)で、新規プロジェクト・メンバーとのキックオフ飲み会をすることにした。が、いつも混雑する店で、今回も外で待つことにした。

待っている間、メンバーAさん(鍵屋からITのセキュリティに転職した、50代フリーランス)と、メンバーBさん(趣味はアニメと語学、最近は電子辞書がお気に入りの40代)と話した。AさんとBさんは、「ここ一週間で、言っても話を聞き入れないヤツとのイザコザが多かった。もうそういうヤツと割り切って仕事を進めるしかない」とこぼしていた。

今週はそうでしたねえ。そういうのを、『縁無き衆生は度し難し』って言うんじゃないですかね。

A・B「なにそれ?」

えーと、

仏は人智で測り知ることもできないほど大きな智恵と慈悲心で、一切の衆生を救うが、仏に縁の無い人には、尊い仏法をいくら説いても救うことができない。どのようにいいことを言っても、人の言葉を聞き入れないものは救うことができない。(故事ことわざ辞典blog http://kotowaza.exblog.jp/i6 より)

A「あー、そうかもなあ。思えば、今までの人生で、8割の人が話が通じて、あとの2割は通じないな。」
そんなもんなんですか。
B「でも、tnbくんは努力しないとだめだよ。きみの場合、2割の人に通じて、8割の人を切り捨てるから」
…。当たってますね。

そんなことを言っているうちに席が空いた。店はすごい混雑なのだが、さんざん飲み食いして2500円と、コストパフォーマンスは良い。無事、和やかにキックオフ飲み会はすすみ、お開きとなった。

帰りに有楽町駅を通ると、サラリーマンがホームを行き交う中、一組のカップルが幸せそうに見つめあいながら寄り添っていた。ああいうときって、ほかに何も見えてないし、聞こえてないんだよね。あれも一種の縁無き…。

いや、縁はあった。ぼくの知りあいだ。カップル両方とも。男の視界に入るように移動してみたが、まったく気づく様子が無い。ひとの恋路を邪魔してはいけない。ここは大人として、黙って見過ごすことにしよう。

やっぱり声かけちゃえ。○○くーん。
「のわっ!」
(わかってるけど、)何やってんの、こんなところで。
「いやー、恥ずかしいところを。そういうtnbさんは。」
飲み会の帰り。
「そーでしたかー。いやー(汗)。」
主要駅なんだから、気をつけないと(笑)。じゃねー。

そんな自分も、1月にレコード屋の試聴で大喜びしているところを、マイミクシィの大好きくんに見つかったりしているのである。いつどこで見られているか、わかったものではない。