なぜか緊張する会話

今日から仕事始め。オフィスにはほとんど人がいなかった。定時で仕事を終え、神保町のレコード屋に行った。実は、昨日も行っていたのだが、たまたま見つけたMartin Denny の "Latin Village" のアナログを一度はパスしたものの、気になってまた行ったのだった。ただの二度手間じゃねえか。

ラテン・ヴィレッジ(紙ジャケット仕様)

ラテン・ヴィレッジ(紙ジャケット仕様)

その前に行った、トニーレコードは閉店時間前なのに、もう閉まっていた。続いて、向かいのレコード社に行く。が、とくにピンと来るものも無く、すぐに、ディスクユニオン神保町店へ。

お目当てのレコードは、まだあった。どうしよう。コンディション B か。あ、最近、この店も試聴できるのね。音質をチェックしていたら、私の肩を叩く人がいた。だれ? わ、Oくんだ。

「あれー、だれが試聴してるかと思ったら、atnb さんですか。」
ここで会うとはね。あ、それ、Michel Legrand の "Rio"じゃない。"Caravan" と "Adios"がいいんだよね。誰かがチェックしてるなあ、と思ったら、君だったのか。

ルグラン・イン・リオ

ルグラン・イン・リオ

「そうですよ。いま、トニーレコードと、レコード社にも行ってました。」
まったく同じルート…。レコード社でも買ってるね。見たこと無いミュージシャンばっかり。知ってるの?
「いや、10枚ほど試聴させてもらって、まあ、いいかなあってやつを。あ、あけましておめでとうございます。」
忘れてました。おめでとうございます。ぼくは、Martin Denny を買いました。
「これの"Something Latin" と Valdy は、バッチリつながるんですよ。」
そう? ちゃーらっ、ちゃーらっ、ちゃらららっ、どん (つなぐ) ずっちゃっちゃっ、本当だ。さすがDJ。
「今年も真岡でやるから、よかったら来てくださいね。」
はーい、じゃ、またねー。

他愛無いような会話だが、めちゃくちゃ緊張していた。なぜか。勝手に試されてる感じがしているのか…。