ハードディスクが壊れてしまった

家のPCのハードディスクが壊れてしまった。

正確には、大量の不良セクタ(ディスクの物理的な損傷により、データを記録できなくなってしまったセクタ)が発生して、けっこうな量のデータが読み出せなくなってしまった。過去のメールファイルも壊滅状態だった。

あ、バックアップとってなかった。どうしよう。

少し暗澹とした気分の中、秋葉原のパーツショップで、新しいハードディスクを買った。現在の主流のハードディスクは、自分が使っているマザーボードとの接続方法が異なるので、新しいマザーボード、それに伴い、CPUとメモリも買いなおした。コストパフォーマンスを最大にして、38,700円也。

幸い、会社の仕事がプロジェクトの狭間だったので、午後半休を取って、自宅で組み立てた。少しでも残っているデータをサルベージしなくてはならない。

気になるデータは、カリフォルニアの出張写真、出席したメルマガのオフ会講義録、ラジオのエアチェック、5年間のCDレコードの購入リストなど。一部破損したデータと同じものを持っているはずの友人に、ヘルプのメールを送るとすぐに返信が来た。ありがたいことです。<<やはりPCはあまり過信してはなりませんね。というか何故バックアップしていないのですか?>>すみません、コンピュータに関する仕事をしているのに。お恥ずかしい限りです。

幸い、上のファイルはほとんど復活できた。あれ、重要なデータってこれだけ?10GBもないだろ。壊れたハードディスクの容量に比べて、あまりにも少ない。

上の質問には、こう答えるしかない。「まあ、大事なデータじゃなかったんだな、きっと。」整理整頓がもともと下手なので、大事なデータとろくに見返さないデータがバラバラに置かれているうちに、ハードディスクの容量ばかりを食っていたのである。録画して見終わった後、放っておいたTV番組を消すときは、すがすがしさすら覚えた。

200GB以上の容量があっても、それなりの使い方をしないと、ただのゴミ捨て場になってしまう。毎日の生活で愛でていないものを取っておいても、あまり意味がない。よくわかりました。

これを機に、PCの前に座る時間も減らそうと思います。