太陽天国 時差ぼけ地獄

やっぱり時差ぼけのせいで、6時に目が覚める。身支度を整えたあと、ホテルのコンチネンタル・ブレックファーストをいただきに行った。要は、好きなヨーグルトやベーグル、クロワッサンなどをとって自由に食べる、ということだ。ワッフルを自分で焼く機械もあったので、さっそく試してみた。ひっくり返して2分待つだけで、けっこううまく焼けるものである。

9時に同僚と車で出張先の研究所に向かった。小高い山に囲まれたところにあるので建物が外から見えず、不安になって引き返す人もいるらしい。ロビーでしばらく待つと、今回コーディネートをしてくれた、私と同じ事業所のHさん(別の仕事で滞在している)と、現地の開発リーダーStevenと、同じくメンバーのJesicaが来た。挨拶をすませ、セキュリティチェックをしたあと、会議室へ。はじめに今回のプロジェクトでのテストの評価を伝えるためである。会議室にぞくぞくと人がやってきて、さまざまなタイプの人間が10数人。「人種のるつぼ」ということを実感させられた。Hさんのフォローもありつつ、同僚(Sさん)と私で英語のプレゼンを進めていった。私は緊張しやすいので、あらかじめ原稿を用意していたので、滞りなく進んだ。Sさんは、大して準備していなかった、といいながら、その場その場の対応で切り抜けていく。たいしたものである。問題なく会議は終了し、ランチの時間になった。

午後からは、フランス人のエンジニアMaximeによる、今回使用したアプリケーションのベータ版の解説。しかしここに来て、時差ぼけがひどくなってきて、眠気と頭痛との戦いになってしまった。幸い、既知の内容が多かったので、ここはSさんに任せてしまった。思った以上に、時差ぼけとは恐ろしいものである。ちなみにMaximeは25歳でアプリ開発を引き受け、すばらしい活躍をしている。30歳になってもたいしたことをしていない私にはまぶしすぎる。