いかにして男は篭絡されるか
毎日日記を書いて、2月まででちょうど半年を迎えた。
さすがに書くネタがなくなってきた、とか、内容もどうなのか、とか、なーんとなく考えていた。
そうしたら、mixiで復帰したマイミクのひとりから、「また、日記拝読させて頂きたく、復帰したしだいです」とメッセージをもらい、「なーんだ、そう言われちゃあやるかー」と、ニヤニヤしながら真に受けて、書き続けている。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
話は少し変わる。男性の読者諸兄は、女性からほめられるとしたら、1.と2.のどちらがより嬉しいだろうか。
- 「○○さんは、性格最悪だけど、才能があるし、顔も好きなの」
- 「○○さんは、顔は便所のスリッパみたいだし、知能指数は猫レベルだけど、優しくて暖かい人なの」
私だったら、1.である。
上の質問は、この前に少し書いた、内田樹『ひとりでは生きられないのも芸のうち』に書かれていた質問を私がアレンジした。最初に書かれたマイミク復帰のメッセージをもらったときに、思い出した。
すべての男は(驚くなかれ)、自分の容貌にある種の自信を有している。
(「いかにして男は籠絡されるか」/弱雀小僧 is come back」より)
と断言する筆者が、なぜ、男への「ルックスへの言及」が効果的か、ということについて、面白い考察を展開している。この前の反響の無さに懲りもせず、再度お薦めするのである。
でも、周りの知り合いで、内田樹を読んでみて面白かった、って人、ほとんどいないんだよね。何でだろう。薦め方が悪いのかな。薦めるのも難しいんだよね。内容をうまく伝えることができなくて。
とまあ、そんなシンプルな紹介で済むと思っていた。
しかし、先日読んだ文章で、ある父親が、「アエラ」3月3日号の特集で、男の操縦法は「自尊心をくすぐるのがコツ」というあたりを、隣に座っていた娘たちに紹介したところ、「そんなの常識だよ」と言われた、という話を読んだ。
そんな話は、当たり前すぎるのか?
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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