暗澹たる気持ち

ニュースを見て、反射的に起きた憤りで日記を書くのは、あまりよくないと思っている。しかし、今日はこのニュースで暗澹たる気持ちになった。相撲界だけでなく、格闘技会全体に影響を及ぼすような気がしてならないのは、大げさすぎるのか。

大相撲の時津風部屋で6月に序ノ口力士の時太山=当時(17)、本名斉藤俊、新潟県出身=がけいこ中に急死した問題で、日本相撲協会北の湖理事長(元横綱)は26日、「(斉藤さんは相撲界へ)入って2カ月。体力的なことも考えていかなくてはいけない」と語り、27日の定例師匠会で若い力士の指導について注意喚起する考えを示した。
(「師匠会で注意喚起へ=力士急死で相撲協会http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2007092600939)

この体力的、とはこういうことに堪えられる体力なんだろうか。

調べでは、時津風親方も斉藤さんが部屋から抜け出したことについて腹を立て、死亡前日の6月25日に部屋に連れ戻された斉藤さんを「ビール瓶で額を殴った」と暴行を認めているという。

 親方はその際、兄弟子らに「かわいがってやれ」などと指示し、4人前後が斉藤さんを取り囲んで暴行。翌26日午前には斉藤さん1人を狙った執拗なけいこが行われた。この間に、兄弟子の1人が金属バットを持ち出し殴ったという。
(東京新聞「兄弟子、金属バットで暴行 親方もビール瓶で額殴る」http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007092601000687.html)

最初の記事には続きがある。

 時津風親方(元小結双津竜)らが愛知県警の事情聴取に暴行を認めたとされることについては「警察に任せる。本人が警察に協力することが一番」と(北の湖理事長は)語り、捜査を見守る姿勢を重ねて示した。

予想するが、「見守る=何もしない」であり、世論がもっと騒ぎ出してからようやく「『事故』調査委員会」かそれに類するものが組まれるだろう。

いいかげんにしてね。