せん茶かほうじ茶か

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職場にある無料給茶機では、せん茶とほうじ茶が選べる。気分転換と称してよく飲んでいる。コーヒーも選べるが、飲みすぎは体によくない。

どちらにするかはすぐ決まる。何となく飲んだときの気分を思い出すと、「合う」方が選べる。他愛もない。

朝、スーツを黒にするか茶にするか。昼の定食はハンバーグか焼肉か(そんなに変わらない)。ボルヴィックは1リットルにするか1.5リットルにするか、はたまたレモン入りにするか。そういうどうでもいい選択ばかりが思い浮かぶ。

では、学校や就職先の会社といった人生の岐路はどうだったかといえば、あまり迷わなかった。というより、迷っている状態に堪えられなかった、と言ったほうが正しい。もっと考えてみたらいろいろと違ったかも、と今さらのように振り返る。今度、昇進についての相談を部門の所属長としなくてはならない。過去の自分のプロジェクト経験を見てどうも弱気になっている。何とかアピールポイントを作り出すか、それともあえて厳しく省みて足りない部分を補い次の機会にするか。

とりあえず目の前の2択である。2時間前はせん茶だった。4時間前はほうじ茶だった。6時間前はほうじ茶だった。今回はせん茶を選んでボタンを押した。

お湯が切れていた。