キリンジ/あの世で罰を受けるほど

あの世で罰を受けるほど
ライヴ会場では、『TV Bros.』でのキリンジの連載をまとめた『あの世で罰を受けるほど』が特別定価で売られていた。勢いで買ってしまったが、消費税の75円分のサービスである。ああ、HMVのWポイントだと1割引きだったか、とケチな発想をしながら帰路についた。

電車の中で、最初のいくつかのエッセイを読んで、兄弟それぞれの内容を比べてみた(やっぱり、兄弟っていろいろと比較されるんですね)。兄のエッセイのほうが好みだった。常体で淡々とつづられる人間観察模様や、最後の一文での話の落とし方、などが*1。エッセイだけでなく、特別企画もできるだけ網羅するように掲載してくれているのがうれしい。私は不届きなファンなので、彼らの連載をほとんど読んだことがない。その分、これから楽しく読み進めることにします。

*1:『五反田の女』の最後を読んで、「なーんだよ、それ!」と突っ込みました。ぜひ読んでみてください。