昭和ダンス・パーティー

池ノ上こあんの『昭和ダンス・パーティー』に、また行った。6時すぎに訪れると、すでに料理のテーブルを囲んで十数人の人たちがいた。CDリリース直後だったから、みんな混雑を警戒して、出足が早かったのだろう。私もさっそく出来立てのから揚げやミートローフ、揚げたにんじん入りのもやしサラダなど食べる。前回同様においしい。ぜひ通常営業でも来てみたい。

そのうち、前回のパーティーで知り合った何人かに再び出会った。前回かかった京都のオーセンティック・スカバンド Three Sevenの"Cherokee"(たぶん)で、酔っ払っていて、しかも好きな曲だったので、てきとーに踊ったのが目立ったらしく、今でも「モンキーダンスの人」といわれている。まあ、好意的に受け取ってくれたからよかったようなものの、実は周りが引いていたんじゃないか、と内心おびえていたのである。CDジャケットの隅に写った自分を見ていると、うれしい反面、相変わらずさえない自分にがっかりする。昔から私は自分の「アンガールズ」的性質に気づいていて(別に彼らを嫌いなわけではない)、それを何とかせにゃあなるまい、と常に思っているのだが、まだ何もしていない。

そんな自意識はともかく、

  • 始まって1時間もしないうちから、橋幸夫の『恋のメキシカン・ロック』などで、最初の盛り上がり到来。
  • CDジャケットに登場した香山美子さんによる、即席ダンス・レッスン。
  • DJ内門氏の「洗濯機用ゴムホース」のパフォーマンスに衝撃を受ける。(なぜCDの帯に「カモナ・乱痴気騒ぎ!」とあったのか、納得した)

などなど、今回は酔いすぎることなく、6時間きっちり楽しめました。

終わり間近になって、座敷でのんびりしながらセレクションCD-Rをいただいたりして、Yさん、Iくん、ありがとうございました。そういうことをするのが、ひとつの目標だったので。

CD『Moodsville Presents 昭和ダンス・パーティー@池ノ上・こあん』については、『Readymade Digs Disney2』も同様だが、29トラックも入っているので、しっかり聴こう、というような姿勢になると、いい曲ぞろいだけに、おそらく言語化できない情報量が多いせいもあって、すっかり疲れてしまうのである。ブログを書き始めたり、DJパーティーに足を運んでからと言うもの、そういうふうに音楽に接することが多くなってしまったので、今はなんとなく聞き流して楽しむようにしている。そういえば、雪村いづみの『チャチャチャはいかが』は、イヴァン・リンスの "MADALENA"に似ているような気がする。