夏木マリ Live @ リキッドルーム ebisu
「お気に入りのマフラーをなくして凹むのも、ひとりで暮らさなきゃいけないのも、吉野家の牛丼が完全復活しないのも、みんな小泉純一郎のせいね(笑)」とうそぶいて、『不景気』を歌う夏木マリ。恵比寿のリキッドルームでの、readymade international の女番長、夏木マリのライヴに行ってきた。以下、うろ覚えのセットリスト。一部は順不同。(モーション・ブルー・ヨコハマでのライヴもあるので、いちおう隠しておこうと思うのだが、「続きを読む」がうまく機能してくれない。今回はツアーではないので、ご勘弁を。)
- 私のすべて
- 私は私よ
- 誘惑されて棄てられて
- ミュージシャン
- 二の腕
- 不景気
- いちばん好きなもの
- きれいな顔の女
- 鎮静剤
- かもめ
- 鏡よ鏡
- ローマを見てから、死ね
EN.1
- 悲しみよ こんにちは
- むかし私が愛した人
- 決められた以外のせりふ
- 戦争は終わった
EN.2
以下、覚えていることを箇条書き。
- オープニングDJの須永辰緒さんは、ラテンのムードが入ったスムーズなジャズのレコードを多数プレイ。
- バンド編成は、ピアノ、ベース、ドラム、パーカッション、トランペット、サックス、アコーディオン(+バンドネオン)
- マリさんは最初からやる気全開で、ニューアルバム『戦争は終わった』のジャケットと同様な衣装で登場。アルバムはひとり2枚買うようにお達しあり。
- 『いちばん好きなもの』『むかし私が愛した人』では、小西康陽さんが登場。緊張しているが、報道陣のためのツーショット撮影時間を設ける。ガット・ギターでボサノヴァのリズムを演奏。DJ以外でステージに立つのは久しぶりらしい。私の記憶では、2002年のフジテレビ"FACTORY"での演奏以来ではないだろうか。
- アンコール時、マリさんは、4月から大河ドラマにも出演。舞台の出演予定もあり。また、著書も執筆中であるということを宣伝しまくり。
- マリさんは歌の仕事がいちばん楽しいそうで、デビューして、女優の仕事をはじめてから離れていた歌の世界に引き戻してくれた小西さんに最大級の賛辞を送っていた。
- アンコールを含めて、1時間半程度のステージだった。スタンディングだったので、ちょうどよかった。
- アーティスト: 夏木マリ,小西康陽,あいさとう,谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: READYMADE INTERNATIONAL
- 発売日: 2005/03/09
- メディア: CD
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小西康陽リリックの、曲無しでもそのまま読めるほどのクオリティはさすが。しかし、今回注目したいのは、ヘアのあいさとう氏が製作した楽曲(書下ろしかどうかはわからない)。『きれいな顔の女』は、皮肉の効いた歌詞と切れのよいボサ・ノヴァのリズム。『悲しみよ こんにちは』は、バンドネオン伴奏のクリアにして切ないハーモニーが、自分のストライクゾーンど真ん中(なぜか、白昼で静止しているゴンドラが目に浮かぶ)。ただ、まだこのアルバム全体を好きになったわけではないので、もう何度か繰り返して聴いてみることにする。