2004廃盤セールから

「わたしは わたしのラーメン 食べる 責任もって食べる」と歌ったのは、矢野顕子だった。買ったCDは責任持って聴かないと。

『COLOR CHIPS?ORIGINAL LOVE』を、定価の3割だったのと、オリジナル・ラヴのオリジナル・アルバムを1枚も持っていなかったので、2004年の廃盤セール(http://fair.jmd.ne.jp)で買ってみた。届いてみて、あまりにパッケージが日焼けして色あせているのでびっくり。どこかの店で、ずっと照明にさらされてきたその不憫な境遇を思って、少し悲しくなる。気を取り直して聴き始めると、初期の作品群は、良質な曲ぞろい。実は、その昔、ファースト・アルバム『LOVE!LOVE!&LOVE』を聴いたときは、まったくその良さがわからなかった。なぜだろう。10年経って、耳も成長したのでしょう。

ところで、ケースは色つきだが、中のライナーは素っ気無い。このいいかげんさに、ミュージシャンを気の毒に思う。どうして東芝ＥＭＩは、ベスト盤を乱発するのでしょうか。