ギラデリ・チョコレート

いつのまにか一週間が経って、帰国の日になった。朝食は、隣にあるレストランで済ませることにした。店に入って、コンチネンタル・ブレックファストをいただいていると、アジア系のウェイトレスが話しかけてきた。彼女はモンゴル出身だそうで、私が日本人と見るや、旭鷲山朝青龍を知っているか、と言われた。彼らは日本でとても有名だ、というと、うれしそうに笑っていた。

空港に行く前に、街でギラデリ・チョコレートを買うことにした。サンフランシスコ土産の定番らしい。ユニオン・スクエア店に入ると、トレイを持った女性店員がやってきて、ひとつ試食をすすめた。たしかにおいしいが、大人にはいちばん甘みを抑えた、ダーク・チョコレートがいいかもしれない。買うときに、店主らしき白髪の男性が、「トランクに入れると割れるから気をつけろ」「華氏70度以上になると溶けるぞ」とアドバイスするが、どこか高飛車だった。

そして、最後の巡礼地は、こちら。