太田幸雄とハミングバーズ『夜を盗む男たち : コレクション』

夜を盗む男たち : コレクション

下のようなコメント文があるCDを、私はすぐに買ってしまう。

粋なハーモニーと高速スキャットボサノヴァ、ラウンジ、ソフト・ロックを歌う和製フォア・フレッシュメンこと太田幸雄とハミングバーズ。彼らが残した3枚のアルバムから代表的な楽曲をすべてセレクトした最高のコンピレーションとなっています。最新マスタリングで音質も向上。

彼らの楽曲が、小西康陽率いる********* records, tokyo の名作コンピレーション・アルバム『GOOD NIGHT TOKYO』に入っていたことも知っているので、下北沢のレコファンで手に入れて聴いてみた。

結論。これは古い年代の音楽だが、本当に古く聴こえてしまった。それは、メイン・ヴォーカルの太田幸雄氏の声が、若干高くて、ヴィブラートが効いているせいで、本当に年配の人が歌っているように聞こえてしまうのだ。アルバム1枚聴いている間に、そのことばかりが気になっていた。高速スキャットというけれど、それほど高速に聴こえなかった。もう少し声が太くて、スキャットも高速に聴こえる、岡崎広志とスターゲイザーズのほうが好みかなあ。

話は変わって、コーラス・グループといえば、デューク・エイセス。彼らが歌う、ピチカート・ファイヴのトリビュート盤『戦争に反対する唯一の手段は。 - ピチカート・ファイヴのうたとことば - -music and words of pizzicato five-』の『新しい歌』を初めて聴いたときは、あまりの押しの強さに、一回聴くのをあきらめたことがあります。