男が手紙を書きにくい時代
昨日は、新宿の小笠原伯爵邸 (http://www.ogasawaratei.com/index.html)で、仕事場の同僚の結婚パーティーだった。この屋敷はふだんはスペイン料理を出すレストランなのだが、ウェディングのために結婚式も挙げられるようになっている。
式のあとの披露宴から参加したのだが、立食パーティ形式で、雰囲気は「1.5次会」といったところ。給仕さんが一口サイズの料理をサーブして回る。手が空いてラクだ。ピアノとウッドベースの演奏のBGM。別室ではルーレットもやっていて、けっこう盛り上がった。セレモニー的なものは少なかったが、それはそれで気楽でよかった。
事前に新郎から聞いたところでは、2次会のようなものを想像していたので、ご祝儀も控えめにしたのだが、さすがによくなかったか、と思い、追加でお酒を送ることにした。
メッセージもつけたほうがいいだろう、と思って、メッセージ用の一筆箋を探しに文具店に行った。ところが、主に二種類のものしか見つからない。カラフルな花が全面に散らされているか、小さな動物のキャラクターがあしらわれているか。女性向けのものしかないのか。無地もあるにはあるが、それではつまらない。
急ハンズにも行ったが、同じ感じだった。花柄の便箋たちの向こうに、美輪明宏様のお姿を見たような気がした。(金運向上のための金髪)結局、青色のチェロをあしらったものを何とか探し出して決めた。(http://www.frontia-net.co.jp/cgi-bin/item.cgi?item_id=MP-220&ctg_id=OP-002&page=1)
あれなのか、男性が手紙を書く、という需要は、ほとんどないのか。そういう自分だって、新年の挨拶もネットを使っているし、この機会がなければ手紙を書こうなどとは思わなかった。字も汚い。どうやったらボールペンでインクがにじまないようにできるのか。
たまたま録画したテレビ番組で、糸井重里、矢野顕子、鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)が鼎談していて、自筆で手紙を書く楽しさを語っていた。鈴木氏は、自分がほしいハガキのデザインを、郵便局に作らせてしまうらしい。参考にならない。
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