M-1グランプリを見終わって

さっき、録画を見終えた。
そうか、優勝は、NON STYLEなのか。
そんな感想だ。

  • 1番手のダイアンや2番手の笑い飯は、なぜ高評価だったのか良くわからない。
  • 3.モンスターエンジン、ツッコミの集中力が途切れていたように思った。言うまでもなく、漫才より「暇をもてあました神々」のコントのバカバカしさのほうが上回っている。
  • 4.ナイツは、ツッコミのパターンの創意工夫は認められるが、駄洒落だから…。何で高評価なんだろう。
  • 5.U字工事の栃木漫才は、わかりやすくバカバカしくて、一番笑った。「おめえ、埼玉住むとか夢みたいなこと言ってんじゃねーよ!」でも、島田紳助が言うとおり、好みの問題なのか。
  • 6.ザ・パンチ、いっぱいいっぱい具合がちょっと面白かった。
  • 7.NON STYLE、うまいのはわかるが、ボケの決めポーズのパターンが気になってしまう。でも好みの問題だろう。
  • ここまでで、最終決戦はナイツ、NON STYLE笑い飯なのか、とやや拍子抜けしていたが、敗者復活の9.オードリーのバカバカしさがひっかき回してくれたことに安堵した。
  • 最終決戦もネタは同傾向。オードリーのバカバカしさがいいと思ったのは、審査員大竹まことと同意見。でも爆発力はやや弱まった。


今回見て思ったのは、もうM-1は業界関係者向けの番組なのだろうか、ということ。審査員の講評を聴いても、あまりにも細かすぎたり、会場の笑いと比例していない部分が目立っていた。

最後に、優勝したNON STYLEに対し、審査員たちが半ば冗談としても、「でもフリートークができないんだろ」、と突っ込んでいたのは、先のエントリにも書いたように、非常に示唆的だったと思う。

ひとまず、オードリーのネタと技術力の向上に期待を寄せられる、という楽しみはできたのが、今回の収穫だった。

ところで、ここまで書いておきながら、何をお笑いについて語る資格があるのか、とふと疑問に思う。私自身は、面白いことを言え、という雰囲気になると、逆に相手の意向を無視してぶち壊しにかかる、ずるい人間である。