G1クライマックス2008決勝戦


大学時代の旧友夫婦と、プロレス観戦をした。
東京ドームの「銀蔵」(http://www.tokyo-dome.co.jp/gourmet/ginzo/index.htm)で昼食。去年来た時は別のレストランだったが、変わったばかりらしく、店内からは新しい建物特有の匂いと木の柱の匂いが強かった。こういうところは妙に割高、という先入観があって、980円の天ぷら定食を頼んでみたら、量が多くてびっくりした。

会場の両国国技館へ移動。1階ロビーでTシャツを売っていた。プロレスのグッズ全般は、デザインが悪いのが相場だ。レスラーの一人、棚橋のTシャツは、"10312"。つまり天才児。見なかったことにしよう。でも、大会のロゴは、例年に比べてマシになった(写真)。

A・Bリーグに分かれてのシングル総当たり戦の最終日。それぞれのトップが決勝戦を行う。試合の感想としては、特に優れて褒めたくなるような試合はなかった。それよりも、ベテラン同士がなぜか攻めあぐねて退屈になった試合のほうが印象に残ってしまった。プロレスを知らない人が見ても退屈するような試合。技の攻防のリズムが遅い。

そして、ヒールを標榜する選手のセコンドが、試合に介入したり。ここだけ時代の進行が一昔前で止まっているのか。

結局、決勝戦は、若手の有望株、後藤と、対照的なヒール、真壁。組み合わせが決まった瞬間、後藤が勝つと思った。今までの優勝レスラーはすべて、新日本プロレス所属の「勝ってほしい」レスラーが勝つ、というパターンだった。

別に筋書きが決まっていても構わない。それについて、どうのこうの言うのが楽しいのである。技や動きの上手下手をはじめとして、評価するポイントはいくらでもある。

やっぱり後藤が勝った。絶対にそのほうが、今後の展開が面白くなるに決まっている。たぶんそういうことを、来年も友人たちと楽しんでいるだろう。