火災報知器

家に帰ったら、見慣れない白い器具が壁に取り付けられていた。

家族に訊いてみたら、火災報知器だとのこと。ほかにも3つあるらしい。義務付けられてたんですね。

私が火事と聞いて思い浮かべるイメージはただ一つ。小学生のときに見た、団地の火事である。ものすごい勢いで炎がベランダから飛び出していた。

同学年の別クラスの子の家だった。それ以来、その子を見ることなく、その子は転校してしまった。団地の掲示板には、被災した家族からのお詫び文が貼り付けられていたのをよく覚えている。

今、この部屋には私がいままでコレクションしてきたものがすべて詰まっている。それを焼失するのは困る。

でもそれより確率が高いのは地震である。本やレコードが降ってくるのか。そっちのほうが問題だ。

ネットで検索してみたが、そういう話題に的確に言及したページが見つからない。ある程度の理想を唱えた正解だけでも知っておきたいのだが。大してレコードが多くない、今のうちに。

地震対策くん

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