ライヴ・売り切れ・プロレス・結婚式
ヤン富田のライヴに行けなかった
前日になって、休暇が取れることが決まった。それなら、平日だと思って諦めていた、ヤン富田のライヴのチケットをとって置けばよかった。もちろん、すでにチケットは完売し、当日券もない。一度は諦めたので、ここでも諦めがついた。
いや、タワーレコードのヤン富田のインストアライヴが、6月30日(金)にあるらしい。問い合わせてみると、新譜『フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム2』を買った人に対し、抽選会があるらしい。どうしよう。もう買っちゃったしな。悩むのが面倒になってきた。抽選会、というのが、自分の中の勝手なヤン富田イメージにどうも合わない。
気がつけば、ここのところ、いろいろなライヴに行かなくなってしまった。前はひとりでも平気で出かけていたが、自宅の近所のチケットぴあの店舗が閉まって、インターネットでのチケット奪取も難しくなってしまった今、そのコストとライヴの満足度が合わなくなってきたのかもしれない。
プロレスを見に行った
それでも、先週の日曜日に大学時代の友人夫婦が誘ってくれた全日本プロレス観戦には、喜んで出かけた。後楽園ホールは、リングがとても近く見えるので、好きな会場である。
お客の数もほぼ満員。正午からスタートして(試合開始前には、チームによる自己紹介タイムがあり、わかりやすくしようとしている努力が伺われた)、約3時間の興行だった。
その後、水道橋の「かつ吉」で、揚げ物をつつきながら、友人夫婦とさっき見たプロレスの感想を語り合った。
私には少し残念な部分があった。
ひとつは、テンポが悪いところ。ほかの格闘技に比べて、技をかける側と受ける側のタイミングを合わせるのがプロレスの特徴的な部分なので、そのテンポが悪いと、格好悪く見えたり、退屈に見えてしまう。まして、技の動作に移る前に、若干躊躇してしまうある選手などは、気の毒だが絶望的につまらない。
また、動きの速さが違うタイプの選手が対戦する場合、相手に合わせながらも自分のリズムに引き込んで技の流れを組み立てていく、というのが重要である。が、それが見られず、相手のリズムにつき合いすぎてただ時間が過ぎていく、という場面が多かった。
もうひとつは、若手が少ないところ。入門してようやくデビューできた若手が、前座の試合で、基本の技をひとつひとつ掛け合って競っていくということは、その団体の選手層の厚さ、技術指導の充実度、将来性などが確認できるので、とても面白い。
しかし、その日の試合は、若手はほんの数えるほどで、まだデビューまでに至るまでの準備が間に合っていないことがわかった。ベテランや中堅が多すぎるのは、いくらか爽やかさから遠ざかってしまう。
でも、まだそれは良心的な姿勢なのかもしれない。今は、肉体や技術訓練がほとんど出来ていない若者を、時期尚早にデビューさせることが多く、危なっかしい。
気がつけば、上に書いたようなことは、他のスポーツや音楽などを含めて、どのタイプの興行でも重要な点である。
最近「鬼嫁」としてテレビに出演することの多い北斗晶の夫、佐々木健介選手が出場していて、たまたま目の前数メートルで、チョップを対戦相手の胸に叩き込んだ。バットで殴っているんじゃないか、というぐらいの音と衝撃だった。単純に見ていて面白かった。
これに続く若手が、もっと育ってほしい、とファンとして思わずにはいられなかった。さもないと、今のプロレスラーは、長州小力の知名度をいつまでも抜けなくなってしまう。
結婚式が多い
私は、こうやって、友人夫婦と3人でプロレスに行く、ということが多い。誰ですか、ダシにされている、と言っているのは。
その夜、高校時代の友人から、電話があった。こういうタイミングの電話はたいてい内容が決まっていて、この夏に結婚式を挙げる、というものだった。
おめでとうございます。
しかし、気になる点があって、「あ、お久しぶり、atnbです。」という挨拶に、「それはわかって掛けてるから(笑)。」という返事はどうなのか。
そりゃあ、携帯電話には本人が出るだろうけどさ。どうも彼にはそういう傾向がある。まさか、ユーモアと勘違いしているのではあるまいな。
やっぱり神経質なのだろうか、そういうことが気になって仕方がない。もし、同じようなことをまた言われたら、「きみからそういう言葉を聞くのは残念だ」と言ってしまうかもしれない。
別にやっかんでいるわけじゃないですよ。
たぶん。
実は、明日も朝から友人の結婚式に参列するので、「新宿Jazz&Jive」は残念ですが欠席します(わざわざ書かんでも)。行ったら、翌日は間違いなく披露宴の最中に眠りこけるので。