R25

あまり自分の周りでは話題にならないが、けっこう人気があるらしい。毎週木曜日は、私もけっこう本気になってラックを探している。昨日なんか、駅前のファミリーマートになくって、もうひとつのファミリーマートまで足を運んでしまった。

キーワード解説を読んで納得。R25って、「25歳未満禁止」だったのか。で、レビューも25本と。この前、フジテレビ『EZ!TV』で特集をやっていたのを思い出す。???の世代(失念)と『キレる』世代にはさまれた、名もなき世代の25歳から32歳の男性をターゲットにしていて、覇気がないと言われる『R25』世代の彼らに向け、熱いメッセージを送る大人のインタビューを載せる。そして、政治、芸能、スポーツなど、レビューひとつの文字数は800字程度。これは、『R25』世代がインターネットに慣れ親しんでいることを調査して、そう決めたらしい。多忙な生活を考えて、テレビ欄は夜10時以降のみ。そんな情報のフォーマットが徹底されているところが、このフリーペーパーの心地よさであり、強みなのかもしれない。

自分のように、社会的問題について大して語れなく、かといって、とくに情報収集を懸命にしようとしない人間にとっては、『R25』は「探す」というおまけの遊びもついて、ほんとうにちょうどいいメディアだと思っている。ただ、口当たりの軽い800字のレビューを読んでいて、しょせん自分の関心は、この程度の深さ止まりだなあ、と、そんな甘い自己憐憫にも浸ってみるのだった。