タワーレコードの新ポイントカード

7月24日から、タワーレコードのポイントカードがリニューアルされるそうです。(http://sale.towerrecords.jp/newpoint/index.html) HMVも6月1日にポイントカードがリニューアルされたので(http://www.hmv.co.jp/news/article/705210045)、いずれやるだろうと思ったら、このタイミングでした。お互いに機会を伺っていたのかな。

新ポイントカードのメリットはどこにあるのでしょうか。alcus氏の『Yraids’ Sucla』(id:alcus:20070719)でまとめられていました。

  • ポイントの上限がなくなる
  • 期限が最終利用日から1年になるので期限切れ失効が減る

(略)

  • 差額をカード等で払えるようになる

とくにメリットが大きいのは、2番目ですね。私の友人は、有効期限を4日過ぎて、100ポイントカードが失効してしまったことがあります。

旧ポイントカードからの移行は、旧1ポイントが新30ポイントなので、旧100ポイントで3000円値引きと同じ割合です。

細かすぎる?

で、値引き額は、よくなったのかね?

Fmoto氏の「ぽんこつ日記」(http://www.ponkotsu.net/diary/20070718.html#p01)と、榊良琉氏『deep in conversation』(http://rallcall.jugem.jp/?eid=145)も参考に、以下の表にまとめました。

  • Wポイントのサービスは考慮しない
  • 金額は支払い、値引きともに税込み
  • タワレコの、1000ポイントを貯めるごとにボーナスポイント200を与えるシステムを反映
支払い金額 旧タワーポイント ←値引き額 新タワーポイント ←値引き額 HMVポイント ←値引き額
1000 2 0 40 0 2 0
20000 40 1000 800 0 40 0
25000 50 1000 1200 1000 50 1000
40000 80 2000 1800 1000 80 1000
45000 90 2500 2200 2000 90 1000
50000 100 3000 2400 2000 100 2500

Fmoto氏 の指摘どおり、(使い切れないポイントを考慮しても)値引き額が以前より下がってますね。これは、有効期限を延ばすなどのメリットとのトレードオフなのか、それすら意識せずに故意にメリットを下げたのか…。

残念なのは、今回、タワーレコードオンラインストア、"@tower.jp"とポイントが共用できないこと、と初めは思っていました。オンラインでは、予約と新譜発売1週間以内では、必ずWポイントになるからです。旧ポイントカード(オンラインでは継続)で25000円買った場合、3000円引きなので、12%引きですね。メジャー店舗としては、優良です。

しかし、新ポイントカードでは、25000円買った場合、2400ポイントなので、Wポイントでも10%引きに満たなく、オンライン共用のメリットは薄くなります。ちなみに、オンラインでは、値引き後の金額(2500円未満)で、送料が必要にもなります。

それに引き換え、HMVは、自分だけに役立ちそうなメリットも含め、

  • 店舗でのWポイントは週一回、特別期間でも実施する。
  • オンラインのセールが常時展開され、「○枚で●●%引き」と案内もわかりやすい。
  • クラブ系国内アナログ盤の予約がしやすい。(タワーは、発売当日まで買えないことがある)
  • ゴールド会員のサービスが充実している。
  • 値引き後(2500円未満)の送料も無料である。

けっこう多く買う自分としては、自然とポイントが貯まるので、ポイントが使える区切りについては、あまり気にならないのです。

以前にも、自分のエントリでポイントについて書いていたけど、相当ケチだなー、自分。
『[Web]hmv.co.jpのインタフェース』id:atnb:20060611
『[買い物]HMVの新ポイント・キャンペーン』id:atnb:20040829

タワーレコードのさらなるサービス充実への奮起を期待する!

【追記】 日垣隆メルマガ『ガッキィファイター』2006年5月3日号 「現金主義とポイント主義の行く末は」より

 もともと(ポイントカードを作っている)各社のポイントは当初「リピーターの動機づけ」として導入されましたが、今ではただの「値下げ競争」のドツボに嵌っています。

たしかに。