EG-Listening Vol.18

恵比寿駅前食堂 "EG-Listening" で、偶数月のDJ当番である。ふだんよく会っている、どん兵衛さんが急遽ゲストで一緒なので、急に数秒、不安になったが、今さらどうしようもないので、開き直ることにした。

先月同様、まだ店内には砂が敷き詰めてあり、擬似「海の家」を演出している。ケータイ、CD、レコードを落としやしないか、と心配になる。

どん兵衛さんのお友達の大竹さん、かなえさんがやってきて、自分の馬脚を現す瞬間の訪れにますます不安になったが、今さらどうしようもないので、開き直ることにした。

1セット目が、自分が持っている日本人CDが中心で、2セット目がイージーリスニングやジャズのレコードが中心、とだいたい決まっている。とくに1セット目は、かけられるかどうか自分の中でギリギリなもの、をかける。この環境に甘えさせてもらっている。

残念ながら、片方のスピーカーから音が出ない。ヴォーカルとバックの演奏がステレオで分かれているレコードをかけたら、カラオケみたいになった。今さらどうしようもないので、開き直ることにした。

どん兵衛さんが「適当にチャラけて適当に渋く」と評してくれた。チャラけている、とは本質かもしれない。緊張に堪えられないから。でも、三谷幸喜のそれとは違うだろう。

「すごく楽しそうにやっている」とも言われた。本当は楽しませなければいけない立場なのに。最初に私にDJを勧めてくれた松永良平氏の「曲をつながなくても踊れば成立するんじゃないか」という予言が当たっているのか。

どん兵衛さんは、テクノ・ポップ中心のDJを展開し、新鮮だった。改めて幅の広さを感じた。おそらくこの場で、どん兵衛さん主催の『夜だから』に、こちらの主催610くんのゲスト出演が決定した。

610くんからは、誕生日プレゼントにレコードを何枚かもらった。そのうちの一枚が、モーニング娘。の『恋愛レボリューション21』。これ、このまえ八王子で使ってたやつだ。どうもありがとう。でも、人前でかけられる日が来るのかどうか、まったくわからない。

恋愛レボリューション21

恋愛レボリューション21