Crazy Ken Band 『Official Promo MIX』

ZERO

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ゆうべ、そろそろ Crazy Ken Band のニューアルバムが出るころだよなあ、特典あったっけ、とオフィシャルサイトを覗いた。

DJ KENTA(※)のセレクト/ミックスによるCRAZY KEN BAND OFFICIAL PROMO MIX-CD『CKBOPM/DJ KENTA』(21トラック収録)を全国主要CD店、ビーチ、イベント会場等にてナント1万枚無料配布!

(略)

●8/5 火曜日からHMV渋谷店1Fにて先着200名様に配布。無くなり次第終了となります。→配布終了となりました。次回は8/12から先着配布致します。

12日。
…。
すぐに寝た。

今日は7時起床。ひげを剃り、簡単な朝食をとり、ゆうべの仕事のトラブル対応のメールを書いて出かける。

OFFICIAL」とは、うまい名づけ方だ。つい欲しくなってしまう。いつも思うのだが、こういうクオリティが高い(と思われる)作品は、プロモの扱いにしないで、ぜひとも商品としての流通に乗せてほしい、と思う。レア、というものが持てはやされるとわかっていても、届くべき人に届いていない、という状態が、どうにも気持ち悪いときがある。しかし、私はモノを作ったり直接売ったりした経験がないから、その辺の事情がわからずに、ファンのわがままとしてそう思っているだけかもしれない。

9時30分。渋谷HMVのセンター街側には人がいない。あれ、並んでいないのか。公園通りに回ると、20人ぐらいの人の列が。「CKB」と書かれたTシャツを着ていたから、すぐにわかった。コンビニでお茶を買って戻ったら、さらに5人追加。あぶない。あわてて並んだ。タイミングとしては、早すぎることも遅すぎることも無く、ちょうどいい、やる気の発露加減だった。

10時。1人1枚です、との呼びかけに従い、店内でmix CDをもらった。ひと安心。平日でなかったら、こうはいかなかっただろう。

あれ、たしか「全国主要CD店」って書いてあったよな。ということは。

…。

同じく渋谷のタワーレコードに行ってみると、店内は開店したてで静かだった。2Fの試聴機の横には、「Take Free」の文字とともにmix CDが。やっぱり。これは、今年いっしょにライブに行ったあの人に、プレゼントとして1枚差し上げることにした。

こういうのも久々だった。思い出すのは、1996年、開店2周年を迎えた池袋P'Parcoキャンペーンで、館内でお買い物をすると、ピチカート・ファイヴのプロモ7インチがもらえる、というものだった。私は前日にタワーレコードに行って、開店と同時に買うべきCDを最短距離で取れるように配置をチェックした。

初めてDJというものに出かけたのも、「小西康陽お誕生会」で限定7インチが発売されたからだった。本当に音源のおまけに弱い。手に入るか入らないか、というドキドキ感は、ファンのスリルとして味わいたくもあり、しかしヒヤヒヤしたくない、という気持ちもあり。

今、もらった mix CDを聴いている。録音のタイムスケールがやや歪んでいるところがある? 少し気になる。内容は、レア・トラックはないが、ミディアム・テンポでメロウな曲がスムーズにつながれている。手堅い完成度。こちらも気分よく飲み会に出かけることにする。