Paul Smith Quartet『Slightly Latin』

ハイファイレコードストアに行ってレコードを探したが、自分で探すとなかなか見つからない。結局、店主の大江田さんがたまたまかけていた一枚をいただいた。

Paul Smith の作品は、アタック強めにアクティヴにピアノを弾いたり、その逆に非常におとなしかったりと、アルバムによってその傾向は様々だ。本作は数種類のキーボード(ピアノ、オルガン、ハープシコードなど)を使って、小気味よく、しかしうるさくない小品たちを聴かせてくれる。だから『Slightly Latin』(少しラテン)。私の好みの傾向をそのまま文字にすると、そんな感じになる。特に気に入っているのは、A-5 の"My Reverie"で、いつかDJの機会があったらかけるだろう。

近々CDで再発される予定らしいが、ジャケットの写真が見つからない。いわゆる美女ジャケ、というやつ。しかしそういうものには私は関心が薄い。どちらかといえば、凝った幾何学模様のようなものが好みである。