歓送迎会と若きリスナー

前に所属した部門の歓送迎会があり、送られるものとして出席してきた。

そうなると、必ずあいさつ、というものをしなければならない。どうも自分が失敗してきたこととか、そういうことばかり思い出してまとまらないので、ここのサイト(http://loveshop-record.com/readymade/essay/oeda_makoto_index.html)の大江田信さんの文章を紹介した(=パクった)。

なんだ、辞めるのか。これまでさんざん会社に仕事を教えてもらって、これから恩を返すという段になって、辞めるのか。

もちろん辞めるわけではない。しかし、短いタームで仕事を移らざるを得ない状況の中、私はこの言葉が忘れられなかった。そして、次の職場で私の仕事の成果が出たら、それは今まで教えてもらった皆さんの成果と思ってほしいということ、新入社員には、自分から辞めたくなるような状況でも、それでも辞めさせられる日まで仕事にしがみついてほしい、と語った。1ヶ月足らずの新人相手に、これはちょっと暗かったか。

2次会で、新入社員のうちの一人が部長と話していたのが聞こえた。部長の娘さんと彼が同じ大学で、娘さんのダンス・サークルのクラブイベントに、偶然に彼が何度か足を運んでいた、というものだった。彼に話を振ってみると、ハウスなどいわゆる四つ打ちの音楽を好んでいるらしい。Fantastic Plastic Machineやフレンチ・エレクトロといわれるものが好きなのか。へー。

ある一定数の男子の中で、プロレス・格闘技ファンと、音楽ファンはほぼ同数存在する、という仮説が私の中で成り立っているのだが、その新入社員の彼は、ボクシングをやっていて、けっこう強かったらしい。むかし試合でケガした、って、こぶしが曲がってたよー。こわいよー。

ラウンジ、というジャンルを聴いているか、と尋ねると、もう少し歳を重ねないと自分にはわからないかもしれない、と言っていた。四つ打ちは若者の音楽、ラウンジは年長者の音楽、と思っているようだ。

エスカレーター・レコードのカフェにもよく足を運んでいる、という。それほど趣味は遠くないはず。私がよくいくイベントに興味があったら一緒に行ってみようか、と伝えておいた。

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