M-1グランプリ 結果と反省

さっき、M-1グランプリの決勝戦が終わった。


見事に予想が外れた(笑)。

私が押していた、笑い飯と千鳥は、ホームランを打つスイングをしていたのかどうか、疑問だった。いや、ザブングルは、やや空振ったが、スイングはしていたと思う。笑い飯は、敗退時のコメント「一歩も動かんぞ!」のほうが面白かった。

島田紳介が「みんなすごくいいところと雑なところあって、雑なところが目に付いてしまう」がコメントしていた。

最終決戦に進出した、トータルテンボスキングコング、(敗者復活の)サンドウィッチマンは、得意ネタを丁寧に仕上げた、オーソドックスなスタイルだった。たしかに雑なところがなかった。キャラクターに頼りすぎないのもいい。

ハリセンボンは、ストーリー展開はよかったけど、要所要所のボケをもう少し練ってほしかった。うまく展開できると、南海キャンディーズしずちゃんなみの爆発力が期待できると思う。

さらに私が思ったのは、

  1. 展開に説得力のある意外性をもたせること。さもないと単調になり失速する。
  2. 観客に不可解な点を残さないこと(そこを敢えて狙わない限り)

そういう漫才が強かった。

最終決戦

トータルテンボスが1回目とほぼ同じ。
キングコングがさらに加速した感じ。
サンドウィッチマンはもうひとつ爆発したら完璧に優勝、と思ったけど、中ぐらいの笑いが多く続いた。

実は、キングコングが優勝か、と思ったが、優勝は、サンドウィッチマンだった。ことごとく予想ははずれる。

しかし、サンドウィッチマンは、突っ込みでさらに展開させて笑いを足す、という高度なテクニックを使っている、と思った。(くりぃむシチューの上田晋也と同様) 結果として納得するし、ニュースターの登場は楽しい。*1

そんな私でも、絶対にはずさないと思う予想がある。

キングコングの漫才を「ヒップホップを聴いているようだ」と評した中田カウスは、ふだんヒップホップを聴いていないと思う。

*1:いまは一時休止しているテレビ朝日の深夜番組『虎の門』で、新人お笑いの登竜門的コーナー「お笑いタイガーズゲート」でのサンドウィッチマンの活躍もすばらしかった。