rararapocari(id:rararapocari:20071012)から薦められた、『文化系トークラジオ Life』を、TBSラジオポッドキャストからダウンロードして聴いている。でも、なかなかダウンロードできない。サーバーの処理が遅すぎる。

番組の内容は、

「普段は地味に生活してるんだけど、実は色々とこだわりがある」
「自分の好きなものを周囲に説明しても誰も知らない」
「自分のマニアックな属性をひた隠しにしている」

という人に向けてのものらしい。私は想定の範囲内のリスナー、ということか。

テーマは「友達」「先生」「選挙」などといったものを、「部室トーク」のように、メインパーソナリティー社会学者・鈴木謙介と、津田大介(IT・音楽ジャーナリスト)や、斎藤哲也(編集者・ライター)など、評論家たちが繰り広げている。 評論家たちが繰り広げている。私は部活、というものをやったことがないのだが、部室、とはそういうものなのか。

テーマに関して、構造をアカデミックに説いたり、パーソナリティの日常を重ねあわせたりするトークは、独特の軽さを持って、どこかブログを読むことに似ている。そして、鈴木謙介は、約30歳だが声が若い。きっとそれもこのラジオ番組のイメージである軽やかさに大きく貢献している。

話は変わって、このラジオを聴いていて思い出したのだが、「系」という言葉は、サブカルチャーを強烈に意識させる。もともとは、<<ある関係のもとにつながった統一体。体系。>>(goo辞書)で、メインカルチャーでもふつうに使われているのに。単に、「渋谷系」と言われた音楽をよく聴いていたせいかも知れないが。

「オレ、肉系が好きなんですよねー」

ちょっと待て。それは、「肉」じゃないのか。「系」の前についている言葉と、それが表す対象が一致していたら、「系」の意味がないではないか。

「わたし、国鉄301系のクハ301形車両が好きな人じゃないですかー」

突っ込みどころはいろいろあるが、「系」の使い方は合っているからよし。

文化系トークラジオLife

文化系トークラジオLife