テレビ録画

仙台に住む友人(id:rararapocari:20070921)から電話がかかってきた。仙台では放送されない、復活した岡村靖幸のインタビューを録画してほしいとのことだった。引き受けたのだが、ちょっと困った。

今の私のテレビ録画環境は、

  1. VHSビデオデッキによる録画
  2. PCによるワンセグチューナー録画

なのだが、ワンセグは録画したハードウェアでないと再生できないのでファイルを渡せない。そもそもワンセグチューナーを買ったのは、以前使っていたアナログテレビキャプチャカードの録画の調子が悪かったからだった。いちおうそのカードを引っ張り出してきてテスト録画してみたら、ちゃんとmpeg動画で録画できたので、それを復活させて録画することにした。

PC用ワンセグチューナーは、

  1. テレビをそれほど解像度を高くして見る必要がなかったこと
  2. ワンセグでもデジタル放送を受信できる環境に関心があったこと
  3. 値段が8000円程度だったこと

という理由から購入し、使ってみた。まあ、悪くはないのだが、それでも画面上の小さい文字がつぶれてしまうことと、格闘技を見ると動きがカクカクしてなめらかでないのが目立つ。予備で使うことにしよう。

いま、秋葉原ではPV4(http://earthsoft.jp/PV4/index.html)というビデオキャプチャカード販売の話題が盛り上がっている。ハイビジョン対応キャプチャカードであり、2万円を切っている。アナログ入力なので、デジタル放送の「コピーワンス」の制限がない。

競合他社のハイビジョン対応キャプチャカードが相当に高価なこともあって、PV4は品切れ状態を起こしている。PV4を製作・販売しているアースソフトは小規模な有限会社なので、今後安定してPV4が供給されるのか、競合他社がより安価にしたハイビジョン対応キャプチャカードを出してくるのか、わからない。ただ間違いないのは、視聴者に強いられる不都合を何とかして避けようとする流れはずっと進んでいく、ということだろう。

頼まれた録画放送は、VHSで渡してもいいのかもしれない。そういえば、このVHSデッキも2011年で録画できなくなる。家のアナログテレビもガタが来ている。いつデジタルチューナーに切り替えようか。メーカーは大型のテレビばかり力を入れて売っていて、手ごろな小ささのデジタルチューナー付テレビはまだ割高だ。そして、PCで録画できる環境はまだ整わない。考えるのが面倒だ。ところで、いったい何のためにそこまでしているんだっけ?

社団法人日本映像ソフト協会(JVA)は19日、地上デジタル放送におけるコピーワンスの見直しで、10回のコピーと1回のムーブとする総務省の提言に対し、「映像パッケージ産業の破壊につながる」との反対意見を公開した。(http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070920/jva.htm)


2011年にアナログ放送が終わったら、もうテレビを見るのをやめる、と言っている人がいる。私が同調するかどうかはわからないが、そんな人の気持ちはよくわかる。