Barney Kessel / Easy Like

イージー・ライク+2
最初にバーニー・ケッセルを知ったのは、『ポール・ウィナーズ』(1957年発表)だった。(たぶん)カリフォルニアの空を背景に、バーニー・ケッセルレイ・ブラウンシェリー・マンの3人がカラフルな「ポール」を抱えている、というジャケットと、淡々とした曲の印象が強く残った。

そして、1953年発表の 『イージー・ライク』は、バーニー・ケッセル の初のリーダー・アルバムだそうだ。グリーンに染めあげられたジャケットと、クリーンなトーンでギターを淡々と弾く、静かな楽曲。早いラテンのリズムでも、その印象は変わらない。でも、退屈ではない。テンポの遅いバラードでも眠くならない。

Poll Winners

今の季節は風が強くて、それでもだんだんと暖かくなっている。そんなときに、このアルバムがぴったりとくる。

しかし、このアルバムをいつ買ったのか思い出せない。今月のどこかだったのは覚えているのに。こういうジャズの名盤は、「買うぞ!」と決めるのではなくて、何かのついでに買うことが多い。たまたま安かったときに買ったり、通販の送料無料に届かないときに抱き合わせで買ったり。罰当たりですね。