EG-Listening 2009年5月

またメルマガのオフ会セミナー。駒場公園の日本近代文学館。ここら辺は、静かで街路樹が整った美しい舗道があり、その中をレコードケースを引きながら、恵比寿駅前食堂のDJ当番へと向かった。

そのしばらく前、私は、親炙に浴している師を訪ねていた。

DJで、いろいろと構成を考えて見るのですが、"失速"したり、バラバラな感じになったりで、まとまりません。どうしたらよいでしょうか。

「DJには、山のように盛り上げるものもあれば、潮の満ち干きのようなものもあるのだ。」

おお、そうですか。でも何だ、潮の満ち干きって。よくわかんね。ハイファイレコードストアの松永さんがおっしゃったことをしばらく反芻していた。

当日は、たまたま店に予約が多く、テーブルが一つしか空いていなかったが、なんとかやりくりし、友人たち、そして先月同様タナカ社長夫妻においでいただいた。ありがとうございます。

自分のセットが終わったあと、みんなピクリとも動かなかったので、怖くて話しかけられなかった。
しかし、そのうちの一人の

「こういうラインが好みなんだなあ、って思った。それから80年代から90年代の、渋谷系といわれる音楽に影響受けた感じ」

というコメントがもらえたので、 何がしか伝わった、ということでうまくいったことにする。でも、潮の満ち干きのことは未だによくわからない。

また今回もDJだった リキくんの彼女は、かける曲に非常によく反応してくれた。いい人だねえ。

人を呼べる場所がある、というのは本当にありがたいことだ、と思う。ここで一緒にDJをしている610くんと、らくだくんにも謝意を述べておきたい。

その後、友人の車でわざわざ送ってもらった。フランスのレコードのおみやげつきで。ありがとうございました。

藍の満干

藍の満干