文化系飲み会

夜は大学時代のミュージカル仲間二人と飲み会だった。

一人(A)は30歳間近で、一時期よく遊んでいた。一時期まで舞台を続けていたが、今は販売の仕事をしていて、いい成績を上げているらしい。Aくんは、ふだん周りの人とできないような話、たとえばものの考え方がどう、とかいう話を懸命にしてくる。

しかし、どこかの誰かの話をなぞっているような感じでまとまっていない、断定しすぎて根拠が薄い、話が飛躍している、もったいないなあ、などと意地悪に聴いていた。そうするつもりがなくても構成を分析してしまう自分は、優しくない、と思った。昔の自分を見ているようだったからだろう。

もう一人(B)は同学年の34歳。当時は音楽担当で、今年2月の私のDJデビューにも来てくれた。今は小児精神科の仕事をしている。そんなBくんはAくんを「こういうことなんだろ?」と諭している。さすがだ。仕事柄の違いもあるが、私はAくんに「語って"どうだ"顔をするな!(笑)」と突っ込むのが精一杯。

今回のきっかけは、Aくんが販売をやっている大型電器店に、Bくんが偶然訪れて、AQUOSの前で30分話し込んだかららしい。アルコールなしでもそんな話ができるタイプ。これを、文化系の特徴としてみる。

Bくんは、「あまり飲み会で話したことなかったね」と言った。そうだな、話す機会はあったけど、なぜかマクドナルドで2時間とかだったんだよね(笑)。

なんやかんやで話が転び、Bくんが「各人の最大の違いって、セクシャリティに出るよね」というところで、時間。これからがハイライトな気もするが、あえてお開き。セクシャリティという言葉を、まさか飲み会で聞くとは思わなかった。次回はもっと早い時間から始めることに決まった。