八王子 にじミュージックフェスティバル

八王子で、610くんがDJをやるのでぜひ見に来てほしい、と誘われた。八王子には我が家の墓があり、ついでに墓参りも済ませようか、と、不謹慎なことを考える。

よる11時過ぎになって、八王子に到着した。らくだくんと、初対面のもう一人が迎えに来てくれた。会場の店"スタンドバーniji"(http://ameblo.jp/214919/)は、八王子まつりで賑わうメインストリートのすぐ近くにあり、外でも出店のようにビールを売っていた。30人も入ればいっぱいになってしまうぐらいの広さ。

「にじミュージックフェスティバル」。ちょうど610くんの出番になり、彼得意の日本人セットを廻し始めた。いつもの明るく盛り上げる感じを出しながらも、らくだくんと遠くで眺めながら、「アウェーだから堅い(硬い)」と悪口を言っていた。

でもそれは仕方のないことだ。頭の片隅で、このまえ見た「27時間テレビ」で若手のお笑い芸人が、必死な状況で自分の得意ネタを演じる姿を思い出していた。いや、そんな比較をしては失礼だ。スベった芸人は多数だったが、610くんは鉄板ネタにサザンオールスターズととモーニング娘。も混ぜて、多くのお客さんの関心を集めることに成功していた。

HOTEL PACIFIC

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恋愛レボリューション21

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610くんのDJが終わり、主催のクリハラくん(恵比寿では奇数月担当)も混じって、乾杯。盛況でクリハラくんの顔はリラックスしていた。久々に恵比寿のDJについて会話。

そのあとに続いたDJの人もすばらしい人ばかり。610くんの「八王子にも面白いDJがいる」という言葉に納得するとともに、レディメイドやオルガンバーの影響力にも思いが及ぶ。

携帯電話でニュースをチェックしていたら、赤塚不二男の訃報を知った。別にファンでなくても、そして誰でもいつか逝去するのは当たり前なのに「えっ」と声を失うような人。プレイ中のDJにも携帯の画面を見せると、予想通りの表情をした。やっぱり不謹慎だ。

午前2時に閉店し、最後にプレイした20代半ばの青年と話をした。10代半ばからヒップホップを聴き始めて、そこからいろいろ買うようになった、と聴いて納得。そんな彼が口にしたジャケットの情報から、ああ、あれですか、と答えられた自分にも少し驚いた。遠くで酔っ払いが暴れて警察が来ていたが、まったく気にならなかった。

今回新しく出会った人とは積極的に交流をしなかった。それでいいのかどうかよくわからない。車で610くんに送ってもらって帰宅。午前4時。