キリンジ『10th Anniversary Tour 2008』

渋谷のC.C.Lemonホールに行ってきた。開場前、男性用トイレは1つだけ。あとはすべて女性用に臨時変更されていた。それだけ女性が多かった。

ステージはふつうのバンドスタイル。それ以外の演出は一切なし。10周年だけに、最新アルバムから懐かしい曲まで、幅広く選曲していた。

7-seven-(DVD付)

7-seven-(DVD付)

2階席の客はほとんど座っていた。1階席の客は立ち上がっていた。でもあまり動いていない。思い思いに聴いている。曲が終わるたびに拍手が通り雨のように降り注ぐ。ミラーボールが何回か登場して歓声が沸いた。お行儀がいいというのか。今どき、こういうライヴってあるのだろうか。

キリンジの一貫した姿勢として、都市生活者の希望や孤独を、小説を書くように淡々と曲にしている。そういうところが好きだ。そんなようなことは、これまでに何回も書いたはずだ。

申し訳ないとフロム赤坂 アーバンMIX

申し訳ないとフロム赤坂 アーバンMIX

帰りの電車の中で、RHYMESTER宇多丸らが編集したJ-POPコンピ『申し訳ないとフロム赤坂 アーバンMIX』を聴いた。選ばれた曲の詞に、「夢」や「自分」という単語が頻出していることに、今さらながら驚きを覚えた。そして、以前はそれなりに楽しめていた「四つ打ち」にまったく関心がなくなっていた。

あとで思い出したのだが、渋谷だったらナンシー関の大ハンコ展に行けばよかった。でも、今はハンコを見るよりも文章が読みたい。

耳のこり

耳のこり