モツ鍋を食べながら

先日キャイ〜ンのライヴをご一緒したライターのOさんと、モツ鍋を食べた。

Oさんが、「セカンドライフ」について私に話を聴きたい、とのことだった。グラビアアイドルの事務所が、何かセカンドライフを使ってイベントをしたいらしく、Oさんに話を振った。
それにしても、ビジュアルが売りのグラビアアイドルが、どうしてわざわざセカンドライフの中途半端ビジュアルに身をやつさねばならんのだ。
そういう私もずいぶんと放置しているが。最近届いたセカンドライフ関連のメルマガニュースには、「みんなセカンドライフやってますか!? 放置ですか!?」と書いてあった。自虐ネタ。

またOさんとお笑いの話をする。Oさんによれば、お笑いの人でさえ歳を重ねれば「大御所化」してしまい、周囲のキャストやスタッフも、ボケを振りにくくなったり、突っ込みにくくなるのだという。昔は、ビートたけしが欽ちゃん批判を思いっきりしていたが、そのたけしも大御所になってしまった。

道化師は中世のヨーロッパでは笑い物としての対象にされていた。しかし、君主に向かって無礼なことでも自由にものを言うことができる唯一の存在でもあった。(Wikipedia「道化師」の項より) それなのに、これでは正反対である。萎縮している世界に面白いものが生まれるわけがない。

Oさんは、「欽ちゃんを落とし穴に落とすには」という問いを出した。別に私が何をするわけでもないが、「どうしたらいいのだろう。」と一緒になってつぶやいていた。やっぱり面白いテレビが見たい。何か閉塞感を打ち破るようなアイデアに溢れた番組。結局、むかし見た番組の思い出を語るより他に無かった。