Tony Mottola『Mr. Big』


ハイファイで買ったもう一枚。ニューヨークのセッション・ギタリスト、Tony Mottola の1959年作品。とつとつと、ソリッドにメロディーが奏でられている。以前好きだったゴンチチを思い出すと、ゴンチチはメロディーの音が柔らかすぎるのだ。むかしは、ピアノのような音、とか言って喜んで聴いていたのに。

ある1曲のさまざまな演奏をずーっとコレクションする人がいる。たとえば、"Stardust"とか。私の場合は、以下の3曲である。

  1. I Didn't Know What Time It Was (by Richard Rodgers)
  2. Wives and Lovers (by Burt Bacharach)
  3. Laura (by David Raksin)

並べてみると、長調と単調が入り混じっている曲ばかりである。このアルバムには、1. が入っていた。たぶん今後もそういう探し方をしていくだろう。B-3 に入っている"Eumorescapade"は、「ユーモレスク」と「エスカペイド」を合わせた曲。こういうクラシックをアレンジしてくれるのはうれしいのだが、「エスカペイド」ってどんな曲だ? ああ、意味が「気まま〔突飛〕な行為」ということか。