"Audience!"第4回@代官山 eau cafe

簡単に当日の模様を。

1回目のセット

18時30分に着いたら、藤瀬さんだけがいた。お店のレコードで少し練習させてもらっていると、私の旧友2組が早くも来た。当初の予定を変更して、一番手でさっそく始めた。
途中、スタート時に手が針にあたって、レコードの針がずれてしまったり、ジャケット内からレコードが落ちてしまう(幸いダメージはほとんどなし)などの失敗があったが、それでも終了。
そのうちに、今回、声をかけた旧友のグループがほぼ集まった。

2回目のセット

クラブの常連の人が集まり始める。いつの間にか、お店は満員だった。そんな中、みんなは盛り上げてくれるのだが、緊張のせいで、滝のように汗をかいて、手先は冷たく、針を置く手先は震える。1曲目の頭出しが難しくて、必死になっていたら失笑を買ったが、静まり返られるよりはマシだ。

初めて多数の携帯電話のカメラで撮られる、ということを経験した。

周囲の様子を気にすることも出来ず、あらかじめ用意したセットをこなすのが精一杯だった。終わって拍手をもらったが、それを受け止める余裕すらなかった。

3曲交代

ほぼ常連の人が残っていて、開き直った私は、まったく緊張することなくレコードをかけた。

最後の挨拶

あたりまえだが、初めて挨拶をした。例によって、適当にいじられて終わった。出演したDJ紹介するのを忘れていた。ごめんなさい。

"Audience!"第4回@代官山 eau cafe に(本当に)お足元の悪い中、多数のお客様にお越しいただき、ありがとうございました。私もゲストDJとして初参加させていただき、とてもうれしかったです。

DJイベントに来たことがない旧友たちが、10名以上来てくれました。本当にありがとうございます。各グループがこういう集まり方をするのは、あとは結婚式をするときぐらいではないでしょうか。

その中の弁護士の友人が、DJのUTくん、haradaくんと同期だったり、また大学時代に演劇をした仲間が、UTくんと高校の同期だったりと、世間は狭い、という常套句を実感させられました。

その中でも、ふだん音楽の話をしたことがないのに、私の選曲の特徴を(違うグループからそれぞれ)ずばりと言い当てられたのは、何かが伝わった、と解釈して素直に喜びたいと思います。

そして、eau cafe がいいお店で、"Audience!"がいい雰囲気を持ったイベントだ、という感想を聞けたことで、成功だったと思います。「また来たい」と言ってくれた皆さん、今度はお客さん同士として、ゆっくりお話させてくださいね。

そして、月に何度かお会いする常連の方、「今日はtnbを見にきた」と応援していただいた方もいらっしゃって、ありがとうございました。

moodsville の皆さん、Roger Williams のレコード、ありがたく頂戴します。趣味を見透かされてますね(笑)。どこかでかけられたらいいなあ、と思います。

今回、声をかけてくれた、レギュラーDJの藤瀬さん、UTさん、haradaさん、KABAさん、そして、松永さん。eau cafeのスタッフの皆様。皆さんのおかげで、実際にレコードをかけることができ、いろいろな理解や疑問を持つことができました。その体験でわかったのですが、レギュラーでDJをやるって、大変なことですね。敬服します。

午前2時30分、イベント終了後

一部のメンバーで山頭火のラーメンを食べ(UTくん、ごちそうさまでした)、さらに"Audience!"DJ陣とカワセミくん、後から合流したeau cafeのスタッフの方と、渋谷のBar SHIFTYの"happyscale"というイベントに行った。

5時ぐらいにピチカート・ファイヴカットアップ集から1曲かかって喜び、さらに盛り上がったトラックが中塚武のものと知ってharadaくんが妙にがっかりしているのを笑ったあと、帰路に就いた。

おまけ

それにしても、昨日は久々に緊張した。でも嫌な感じではなかったが。メールチェックをしていたら、いつも読んでいる日垣隆さんメルマガに、こんなことが書いてあるのに気づいた。

私に限らず一般的傾向として、「相手(周囲)が自分のことをよく知ってくれている」場合には緊張しにくく、逆に、こちらが相手のことを知りすぎている場合に緊張しがちなのではないでしょうか。

とすれば、緊張すること自体はやむをえない、ということになります。緊張しようがしまいが、その場をうまく切り抜けられればいいわけです。

(略)

【講演などで、】大勢のなかで、あなたや私がうまく話せなくても、大したことではありません。そのように達観したうえで、「これだけ話せれば最低限の役割はクリアできる」くらいの気持ちで何事にも臨みましょう。

(「ガッキィファイター」2008年2月9日 「人生ぎりぎり道場 人前で緊張を防ぐ方法」)

昨日思い出せばよかったのに。次回があれば、そうしよう。

セットリスト

1回目
  1. Marcos Valle / Patricinha
  2. Eugen Cicero / Hana
  3. Quire / Ain't Misbehavin'
  4. Jackie & Roy / Mountain Greenery
  5. Vince Guaraldi Trio / Skating
  6. Nick Lowe / Cruel to be Kind
  7. Eumir Deodato / Tempinho Bom
  8. 砂原良徳 / Theme from Take-off
  9. Rodger Nichols & The small circle of friends / I'll be back
  10. MURO / ルパン三世 愛のテーマ (Love Theme-MURO'S Love Bank MIX)
  11. Don Paulin / Suddenly
  12. Michel Legrand / Adios
2回目
  1. Mike Sammes & The Mike Sammes Singers / Dulex Super 3 (Vocal)
  2. Yusef Lateef / Love Theme from Spartucus
  3. Tokyo's Coolest Combo / Groove Tube
  4. Don Paulin / Constaint Rain
  5. Machito / Mambo Inn
  6. Instant Cafe Records / Approach To Smart Cafe (Take 1)
  7. The Renaissance / I'll Never Fall in Love Again
  8. Buddy DeFranco Sextet / Good For Nothin' Joe
  9. Quire / Waltz for Debby
  10. Billy Taylor / Don't Ever Say We're Through
  11. The Dave Brubeck Quartet / Cantiga Nova Swing
  12. Spiral Starecase / More Today Than Yesterday
  13. Sandro Brugnolini / Robert's Idea
3曲交代
  1. Amedeo Tommasi / Brasilia
  2. Nino Ferrer / Les Cornichons
  3. SOL / Bird of Beauty
最後のご挨拶
  1. Harold Mabern Trio / Don't Know Why
  2. The Four King Cousins / I Fell