司馬遼太郎を読め

昼飯時。
仕事の進め方の話で、先輩の同僚が口を開いた。

「やることたくさんあっても、戦力を分散すると、結局中途半端で終わらないんだよ。戦力を集中させて、各個撃破しないと。」

なるほど。

司馬遼太郎、読んだことある?」

前に短編を読んだことがあるけど、時代小説の雰囲気が馴染まなかったんですよ。もともと歴史に関心が薄いんで。

「『坂の上の雲』を読んでみ。歴史物だけど、仕事の方法に通じる話とか出てくるから。」

周りの本好きの人に、私が司馬遼太郎を読んだことがないというと、それはもったいない、という顔をされるときがある。でも、何がいいのか、薦められたことがなかった。

ひとまず、『坂の上の雲』を図書館で予約した。感想は、またいずれ。

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)