人身事故

先輩の同僚は、昨日は帰りが遅い時間で、それなのに人身事故で電車が止まって、難儀したらしい。それで、以下の電車の人身事故を知ってるか? という話になった。

7日午前5時55分ごろ、大阪市住吉区帝塚山中5の南海高野線帝塚山4号踏切(遮断機、警報機付き)で、男性が、三日市町発難波行き普通電車にはねられ、死亡した。大阪府警住吉署の調べでは、男性は同市東住吉区の市立中学の教諭(48)。教諭は、顧問を務めるサッカー部員を全裸でランニングさせたとして問題になり、市教委から07年、停職2カ月の懲戒処分を受けた。遮断機をくぐって線路内に入り、線路上でうつぶせになったといい、同署は自殺とみて調べている。 

調べでは、教諭は職場の人間関係や保護者の対応などに悩んでいたという。16日は学校を休み、17日朝に行方がわからなくなった。

教諭は、05年の夏休みのクラブ活動中、ペナルティーキックの練習でゴールを外した部員に罰として全裸で走らせていたことが07年発覚した。

Yahoo!ニュース:<鉄道自殺>部員に全裸ランニングさせた教諭 大阪(毎日新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000074-mai-soci

たとえばこれが、その教諭が起訴されて、有罪判決が出て、死刑、と言うことになったら、さすがに無茶苦茶だ、と思うのではないか。
自殺は「割に合わない」が、そういうことを選択せざるを得ない状況を考えると、他人事ながら、やや胸が苦しくなる。もし残された家族がいたなら、鉄道会社から莫大な賠償金を請求される、というのは本当なのか。

厚生労働省の統計で自殺率が12年連続ワーストワンの秋田県で、自殺対策の中核を担う秋田大学秋田市)は、2008年度から新たに大学院医学系研究科博士課程に自殺予防学コース(4年)を設ける。自殺予防に関する専門コースの設置は全国初という。

goo ニュース:自殺予防のプロを養成=全国初、専門コース−「人材育成の拠点に」・秋田大大学院 (時事通信) http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-13X432.html

これは、カウンセリングなどの場で活用される資格、ということなのか?そういえば、自殺志願者を、もう片方がそれを発見して屋上に駆け上がってきて、止めようとする自殺抑止者を、それぞれ教室で演じる、という授業を「よのなか科」で知られる藤原和博氏が行っていた。

しかし、そういう試みを大事だと思う一方で、何か空しさを感じてしまうのはなぜなのか。

本当にずいぶんと昔、「ザ・テレビ演芸」で、自殺する若者を止める、というコントを、まだ新人だったヒロミ率いるB21スペシャルがやっていたのを覚えている。あれは、自殺する、ということのバカバカしさを、見事に描いたコントだった、と記憶している。