笑っていいのか
rararapocariの長男、ようた君(3歳)の話。(id:rararapocari:20070729)
「セミがショリショリ鳴いてるの。」というようたの言葉に、おお!それは確かにセミっぽい!と目を開かれた思いに。
その感動をもう一度、と思い、翌日に「セミは何て鳴いてるの?」と聞くと「えーんえーんて泣いてるの。」とかわされる。わざとなのか?
http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/20070729
上地雄輔くん(28歳)には、「アゲアゲ」と聞こえるらしい。
この前の日曜日、久々にのんびりとテレビを見ていたら、フジテレビの27時間テレビで「クイズ!ヘキサゴンII」を放送していた。この番組では、ラサール石井や山本モナが、難しい問題をスイスイ答えるのとは対照的に、つるの剛士や上地雄輔(私はこの日初めて彼を知った)がとんでもない答えをカマす。ちなみに、上の「アゲアゲ」は、
問題:鳴き声が揚げ物をする音に似ていることからその名がつけられた、日本各地に生息するセミは何でしょう?
答え:アブラゼミ
の答えだった。生放送なので、仕込みはない、はずだ。
思わず笑ってしまったのだが。
『さんまのSUPERからくりTV』の「ご長寿早押しクイズ」というコーナーは、まだやっているのだろうか。お年寄りが早押しクイズで、こちらもとんでもない答えをカマす。たぶん、はじめのうちは私も笑っていたと思う。しかし、ある時から笑えなくなってしまった。自分も年をとると、こうなってしまうのか。寒々しく思って以来、避けるようにして、見ていない。
でも、『ヘキサゴン』に出ている若者の回答には、笑ってしまう。司会の島田紳助の突っ込みが鋭いせいなのか。彼らが自分のバカさ加減を気にせずに明るさをキープし続けるからなのか。「役者の仕事が減りました。でも楽しいからいいです。」大丈夫なのか、本当に。でも彼らは屈託なく笑う。
おそらく間違いないのは、陰鬱なバカは、誰からも愛されない、ということだ。私みたいに、自分のバカを恐れながら生きるのは、もっとも損している。
その日の『ヘキサゴン』で、いちばん笑ってしまったのは、
海にいる気持ち悪いものといえばもちろん?
という問題に対してのリーダーの答えを予想する、というクイズに、他の回答者が「ナマコ」「ヒトデ」と答える中、上地雄輔は、
ふなよい
と答えたことだった。