日光金谷ホテルの披露宴

昨日の天気はあいにくの雨だった。朝から友人たち(中学生のときに通っていた塾の同窓生)と出発して、日光金谷ホテルの披露宴に向かった。ホテルは130年の伝統を誇っていて、明治時代からの木造建築が目を惹く。早めに到着した私たちは、しばらく館内を徘徊して、飽きなかった。

ほどなくして披露宴が始まった。出席者の来賓の挨拶と乾杯の後、会食となった。そのとき、私はあることが気になった。

なんだろう。言ったほうがいいのかな。「tnbくん、どうしたの?」いや、なんでもない。どうしよう。わざわざ言うのか。でも、きっと後悔するよな。よし、思い切って言ってみよう。あの、係の方、すみません。「はい、何でしょうか?」 今BGMでかかっているのは、誰の何という曲名ですか?

ほどなくして、係のおねえさんが持ってきてくれたメモには、
「ソ・ダンソ・サンバ」 ワンダ・ジ・サー
と書かれていた。おねえさん、ありがとう。でも、もっと早く訊けばよかった。そのひとつ前の、男性(女性も?)のスキャットボサノヴァの曲名も知りたかった。まさか、もう一度尋ねるわけにもいかないし。なんというCDですか、って訊けばよかったな。まあ、おそらくコンピCDの前半だろうから、トラックから推理するか。「tnbくん、だいじょうぶ?」いや、なんでもない。

Sくん、ご結婚、おめでとうございます(何ていいかげんな)。

披露宴はシンプルかつ粛々と進み、さわやかな印象を残してお開きとなった。せっかくなので、披露宴の終了後、友人たちと日光の温泉に立ち寄り(実は温泉は8年ぶり)、東京に戻ってからも、食事をしながらしばらく話し込んだ。朝早く起きると、1日を長く感じる。

結局、披露宴で聴いたコンピ(?)CDはまだわからない。あの曲、何だったのか。定番と言われるような曲を探していく楽しみはまだある、と思った。