Fritz Richmond Tribute in Tokyo

この前の日曜日(4/2)の話です。

id:inage28から電話がかかってきました。
「急に友達が行けなくなって、チケット余っちゃったんだよ。よかったらどうかと思って。atnbは、アメリカン・ルーツ・ミュージックとか聴かないから、どうしようかと思ったんだけど」
誰が出るの?
「フリッツ・リッチモンドっていうジャグバンドの大家が亡くなったんで、そのトリビュート。ジェフ・マルダーとか、ジョン・セバスチャンが出るよ。元ラヴィン・スプーンフルの」
それなら、なんとか。まあ、ジャグバンドというスタイルも、わからないわけじゃないんで…。

ということで、まるでトリビュートの意味がわかっていない私とinage28ともう一人(仮にYくんとします)で、渋谷・道玄坂duo Music Exchangeへと出かけました。

以下、ライヴ内容

詳細はこちら。http://toms-cabin.com/FRT2006/

会場は、平均年齢が高めの客層でごった返し、我々はよりよくステージが見えるポイントを探して、2階の中央後方へ陣取りました。しかし、このホールにそびえ立つ2本の柱はどうにかならないものか。ステージが見えにくくてしょうがない。建築として必要なのかもしれないが…。

司会で登場したのは、主催のトムス・キャビン 代表 麻田浩さん。「大きな拍手でお迎えください、ピチカート・ファイヴ!」と言っているあの方です。わー、CDと同じ声。当たり前か。

はじめに日本人の2バンドが演奏して場を盛り上げ、そして登場したのがジョン・セバスチャンだった。ギターの弾き語りを数曲演奏し、会場はイントロが演奏されるたびに歓声が上がっていました。私は辛うじて "Do You Believe in Magic?" がわかったぐらいでした。

しかし、そのあとに呼び込まれた細野晴臣を見て、私は急にテンションが上がってしまいました。ジェフ・マルダーと細野晴臣を交えてさらに演奏。私は、"Small Town Talk"を知っていたぐらいだったが、細野晴臣マリンバの演奏を聴けて、うれしかったです。 inage28によれば、"younger girl"なども演奏したらしい。

最後には、麻田さんがヴォーカルで参加したり、全出演バンドメンバーでセッションをして大団円。「こんなことなら、自分が行ったほうがよかった!」と思った人もいるだろうな。ただ、ジャグ・バンドの明るく盛り上げようとするスタイルは、自分でも十分に楽しめるもので、満足しました。その向こうには、ブルースについての歴史とかが横たわっているのかもしれないが、いまはそのことを考えないことにしよう。それにしても、2時間30分以上、やっぱり立ちっぱなしは疲れる。Yくんは、少し居眠りしてたぐらいでした。

会場を出た後、お茶を飲みながら、Yくんが持って来たニンテンドーDSえいご漬け」でキャッキャッと遊ぶ30歳前後の男子3人。そんな中、後付けでもいいから、今日のトリビュートの意味がわかるといいなあ、と思いました。

いやー、よくわかっていないので、書いていて心苦しい。教養がないと、損ですね。