Dizzy Gillespie at Newport

At Newport
先日の「レコード供養会」で、バンドbogalusaのテッシンさんと、ディジー・ガレスピーの話になって、テッシンさんが「あの、アフロっぽいジャケの、ばかっ早い曲で始まるやつ!」と言っていたのが、このライヴ盤だった。

1曲目の"Dizzy's Blues"は、最近では東京スカパラダイスオーケストラが高速カバーしていて、オリジナルは、やっぱり古い録音(1957年)だと、少しゆったりしたように聞こえるのかと思っていたら、見当違い。たしかにばかっ早くて驚いた。

同じく4曲目の"Manteca Theme"もスカパラがカバーしているので、つい比べて聴いてしまう。メインのテーマのあとのフレーズが、思いがけなく柔らかだったので、不意をつかれてしまった。

ここには入っていないが、"Tin Tin Deo"も同様である。スカパラガレスピーのカバーを積極的にするのは、何か理由があるのだろうか。共通点があるとすれば、ライブを豪快に盛り上げようとするその姿勢だろうか。

もし、多少、憂鬱なときにこのアルバムを聴いたら、勢いあるバンド演奏が回復に向かわせてくれるのかどうか、試すことにしよう。