Tony Hatch/hatchbox

その後、通販で購入したトニー・ハッチの"hatchbox"を聴く。彼のアルバムは、輸入盤でもオリジナルアルバムとしてのCDを見かけたことがない。アナログ盤もそこそこ高価みたいだし。だから、オリジナルアルバムの初CD化6枚組が、3000円台で買えるというのはありがたい話。

箱を開けてみると、むき出しの紙ジャケットの中に、同じくむき出しのCDが。日本盤だと、CDが薄い内袋に入っていたりするが、海外盤はたいていこうである。このまま放っておくと、リングウェア*1ができてしまうので、さっそくジャケット用ビニールと不織布に入れ替えた。

  1. The Tony Hatch Sound / The Tony Hatch Sound
  2. The Tony Hatch Sound / A Latin Happening
  3. The Tony Hatch Sound / Beautiful In The Rain
  4. Jackie Trent & Tony Hatch / The Two Of Us
  5. Tony hatch & the satin brass / Sounds Of The 70's
  6. The Tony Hatch Orchestra / Hit The Road To Themeland


1枚目はストリングスを中心に、ゆったりとしたオーケストレーションだったが、2枚目から、その名の通り、ラテン色が前面に出てくる。4枚目のジャッキー・トレントとの共演盤での"I must know"は、おそらく以前にクラブで聴いたことがあると思うが、このCDから聞こえてきたときは、なぜか「ようやくたどり着いた」という言葉が頭に浮かんできた。
オリジナルアルバムをひととおり聴くと、DJでかかりそうな曲とそうでない曲も、ここ1年で何度かDJを聴きに行ったせいか、何となくわかるようになってきた。各曲のクオリティも十分に高く、レファレンス的な役割も果たしてくれそうで、満足しています。

調べてみると、マイルス・デイビスジャンゴ・ラインハルトの10枚組CDが1000円台で売られているんですね。正規盤のようですが。ジョージ・シアリングとかないですかね。

*1:中古レコードによくある、ジャケットにレコードの形状の白い擦り傷ができること