ALWAYS / 三丁目の夕日

三丁目の夕日映画化特別編 (ビッグコミックススペシャル)
inage28と、「こあん」に行った*1。そこには、常連の皆さん(クラブでお会いする方々)がいらっしゃって、同席させてもらった。楽しく会話した後、inage28は終電で帰ったが、私は、終電がなくなるまでいた。午前1時ごろに解散となって、さてどうしよう、マンガ喫茶(まだ行ったことがない)を探して、夜明かしするか、と思っていたら、一部のメンバーで、六本木ヒルズの映画館にレイトショーを見に行くことになった。あー、助かった。

もしこの映画を自分から見に行くか、と聞かれたら、行かないと思う。「感動」が宣伝に入っていると、もう行く気がしなくなってしまう。今回は成り行きで見ることになった。午前2時45分から映画がスタートし、眠りゃしないかと心配だったが、最後まで楽しんで見られた*2

時代背景は昭和30年代の東京タワー建設中のころ。その中で生活する人々の日常をテーマに、悲喜こもごものエピソードが重なっていく。もともとは、短編の漫画が原作になっていることは後で知った。
上にも書いたが、「感動」という言葉に異常に警戒心が働いているので、そのポイントになると、ああ、ここで音楽が変わったら、また違って見えるのかなあ、とか妙に冷静になってしまう。でも、最後まで楽しめたのはなぜだろうか。テーマが「日常」だから、余計な設定がなく、登場人物の心の動きに集中して見られたのが大きいのかなあ。
この作品には、吉岡秀隆が出演していて、『北の国から』をほとんど見たことがない私は、内田有紀を意識することなく、安心しました(笑)。

その後、私が購読している日垣隆メールマガジンで、「2005年 最も面白かった映画」に、『ALWAYS 三丁目の夕日』が挙げられていた。ちょっと意外な感じがした。

*1:私はあまり料理で驚かないほうなのだが、ここの料理には驚いた。「昭和ダンス・パーティー」でさんざんいただいているというのに。

*2:いっしょに行ったYくんは、ビール片手に見る態勢が十分だったのに、始まって5分で寝て、最後までそのままでした(笑)。