馬の骨ライヴツアー@Liquid Room Ebisu

馬の骨
今回は、ブログの師匠、rararapocariが同じライヴを仙台で見ているので(id:rararapocari:20051112)、それに乗っかって書くことにする。あー、楽ちん。

ちなみに客層は、男性は私服の人が多かったから、20代前半くらいが多かったのだろうか。自分を含めスーツ姿は、相当少なかったと思う。女性は・・・・女性の年齢はよくわかりません。きゃぴきゃぴした人がいなかったくらいで、結構上の人も来ているなあ、と思った程度。

開演20分前に会場に到着すると、東京は若い感じの女性がめいっぱい。その後方にして中央の位置を確保した。女性ファンが多いライヴは、立ち見が有利でいい。

それほど遅れず、客電が落ち、プレスリーのカバー「I WANT YOU,I NEED YOU,I LOVE YOU」の演奏が始まる・・・。幕が上がらないまま、泰行の声が響き渡り、何と、1曲目終了。早くも2曲目に突入。
心の中で「お前はどこのヤスユキだ!?」*1とツッコミを入れたところで、やっと幕が上がり、顔が見える。

たしかに、1曲目の幕を見ている時間は長かった。やっぱりさあ、間奏が終わって2コーラス目でバッと幕を落とすのがいいんじゃないの? と、勝手に演出したりする。

(略)
ライヴ・パフォーマンスが悪いわけではなく、やっぱり彼は歌がうまい。でもこの選曲はどうだろう?
まあ、キリンジは好きだと言っても、僕の中での番付は、田島貴男中村一義横綱級と比べると、大関的な扱い。実はクレイジー・サマーとか何の曲か全く分からなかった。でも、セットリストを書いてみて思ったけど、あまりに重箱の隅をつつくような選曲ではないか?(ちなみにアンコールの1曲目「ブルーゾンビ」も、あまり好きでない曲。)
確かに、キリンジ色を出来るだけ出したくなかったのだろうし、「キリンジではあまり演奏しない曲をこういう機会にやりたい」というのもわかる。「フェイバリット」のMCでもキリンジだと「Drifter」「エイリアンズ」という名バラードがあるので、やりたくてもやれない、と言っていたが、確かにそうだろうし、過去の自分の楽曲に愛着があるのは、とても信用できるミュージシャンだと思う。
しかし、もう少しサービス精神旺盛でもいいのでは?

私は、バンド演奏が若くて勢いがあって十分に楽しめたし、このセットリスト(rararapocariのエントリを見てね)に、たいへん満足していた。なので、rararapocariの感想が意外だった。重箱? どこ? 心の中にあったのか?

私の場合、東の横綱キリンジなら、西の横綱クレイジーケンバンド(横浜だけど)。(小西親方のレディメイド部屋というのもあるが、ここではおいておく。) たぶん、自分がファンだというせいもあるかもしれないが、私はキリンジのほとんどの曲が好きなので、それらの間の相対的な位置関係、というものをあまり考えていない。シングル曲なのか、あるいは廃盤になってしまったカップリングなのか、ということには関心が薄い。ちょうど、平面にずらりと各曲が並べられているイメージである。その中で、ふだんキリンジのライヴであまり演奏しない曲、というのをやってくれた、ということは、ありがたいサービスとして受け取った。こんどrararapocariに会う予定だから、その辺のことを確認してみよう。