ヨーロッパ秋祭り

まだまだ週末にしておいたほうがいい仕事が残っているので、落ち着かない。しかし、マイミクシィの方の日記で、日比谷公園で11月12・13日に行われる"ヨーロッパ秋祭り"の、ヨーロッパの音楽紹介 by 小西康陽 が、落ち葉舞い散る風景と相まって、趣があり面白い、と読んでいた。最近は、仕事でイベントをあきらめることが多く、そういうことはもうごめんだ!、とばかりに移動時間や空き時間に仕事をしようとPCを抱え、会場へ向かった。

14時30分スタートだと思っていたら、それは土曜日のスケジュールで、日曜日は14時スタートの14時30分終了だった。ああ、こんなミス、しないほうなんだけどな。次の15時30分の回に来ようと立ち去りかけたら、誰かに肩を勢いよく「ぺしっ」と叩かれた。あ、たぶんDJで知り合った人だな、と振り返ると、確かにそうだった。ただ、予想と違っていたのは、「本人」ということだった。
「あー、こんにちは。時間まちがえちゃって。」「ははは、ここら辺、いろいろ出店があるから、回ってみるといいよ。」「はい、では、のちほど。」いまだに会話するたび、これは夢ではないのか、と疑ってしまう。

でも、出店は回らずに、結局、近所のコーヒースタンドで、時間までPCをカチャカチャと叩いていた。隣では、妙齢のご婦人2人が、宝塚のファンなんだろうか、ごひいきのスターについてあれこれとしゃべっていた。「こんなにお金かけるなんて思わなかったわー。」「トップスターになっちゃうと、応援する人が多くなっちゃうから、自然と離れるわね。」具体的に誰のことを言っているかはわからないが、その気持ちはよくわかった。

15時30分に会場の小音楽堂に入ると、"Curtain"のサポートDJのM7さん達がいらっしゃって、ワインとチーズをごちそうになった。実はM7さんは大学の先輩なので、それをいいことに甘えまくっている。ほどなくして、小西さんのDJがスタートした。はじめはテンポがやや速くヒップなジャズをかけていき、マイクで解説する。往年の"readymade FM"をライヴで見るようだった。ステージも最終回ということで、いったん楽屋に戻ってレコードを選びなおし、「踊ってくださーい」と、踊れる音楽もかけ始めた。最終的に、観客もスタンディングで盛り上がって、そのままお開き。客出しのPeter Thomas の"Gente"が、心にしみた。M7さん達と駅まで散歩して、そこで別れた。

いいストレス解消になった。さあ、もうひとつのストレス解消、『馬の骨』のライヴに行こう。