ただの客

仕事もひと山を越え、土日もまともに休めるようになった。しかし、土曜日は朝から研修があった。このタイミングで、きついわあ。休憩時間に仮眠を挟んで何とか切り抜けた。

ア・バブル・コールド・ユー

ア・バブル・コールド・ユー

PARTY PEOPLE

PARTY PEOPLE

研修終了後、CD店に3週間ぶりに行った。上の2枚は、渋谷のレコファンの未開封中古で見つけた。新譜はできるだけ未開封中古で買うようにしている。そのペースなら、消費がちょうどよく抑えられる。その影響もあって、年間で購入するCD・レコードの定価と実売価格は、だいたい2〜3割の差がつく。
Pais Tropical

Pais Tropical

ディスクユニオンのメルマガでさんざん予告されていた1枚も買う。Tamba 4のメキシコ盤(上とはジャケットの画像が違う)である。1曲目からベースの音が割れているように聞こえるのは、我が家の再生環境のせいだろうか。
せっかく渋谷に来たので、ハイファイレコードストアに行くことにした。気がつけば4ヶ月も行っていなかった。こんばんは。「はい、いらっしゃいませ。」カウンターにいたのは、上品そうなご婦人で、そんな人がいると思わなかった私はけっこう驚いた。伺ってみれば、店主の大江田さんの奥様だった。「今、買い付けでアメリカに行っているんです」 そうですか。「あの、いらしたことをお伝えしておきますから、お名前をうかがってよろしいですか?」 はい、××(本名)と申します。「どちらの××さんでしょうか?」

さて、困った。自分の勤めている会社名を言っても意味がないし、音楽の活動をしていて何がしかの所属があるわけでもない。それで出てきたのが「ただの客です」という、ひどくぶっきらぼうな言葉だった。あの、メルマガには登録されてますんで。「あ、そのようですね。来月の○○日には戻る予定です。」はい。ご丁寧にありがとうございました。

結局、何も買わなかった。ごめんなさい。実は、自分の所属を聞かれて、答えに窮したのは、これが初めてだった。こんなときに、何かうまい答え方って、あるのだろうか。