切り返しの難しさ (9月の想い出 2 今さら)

先月は、まだあちこちに出かける余裕があった。その中で、共通して思い出すことがあった。

  1. 9月4日、恵比寿tenementの"curtain"にて、ハイファイの松永さんとお会いしたとき、文章を書く、という話になった。 atnb「ところで、いつから文章を書き始めたんですか?」 松永さん「幼稚園から(笑)」 atnb「…」
  2. 9月21日、渋谷のオルガン・バー"readymade Jazz&Jive"にて、グラスの酒が残り少なくなったとき、 若い店員さん「あ、下げてもよろしいですか」 atnb「いや、いま飲んじゃいますんで」 店員「いや、慌てなくてもいいですよ」 atnb「そうですか、じゃ」 店員「あ、下げてもよろしいですか(笑)」 atnb「…」 店員「そんな困った顔なさらなくても…」
  3. 9月23日、スペースシャワーTV ドーデカス 観覧後、ピエール瀧氏の楽屋にお邪魔したとき、 友人「(手をばたばたさせて)わー、ピエール瀧と握手しちゃったー」 瀧「なんだその動き(笑)」 atnb「ずっとこんな感じだったんですよ」 瀧「へー、って、誰だきみは!」 atnb「…、あ、友人です。」

私は、相手が冗談を言っていても、それに気づかないか、気づいたとしても、どうにも切り返せないことが多い。
1.だったら、「ああ、童謡にグルーヴを感じるとかレビューしてたんですか」とか、3.だったら、「あ、なぎら健壱の弟だ(タウンページのCMより)」とか、言えばよかったのかなあ。
へんに真面目に話を聞かれると、たぶん相手も困ることだろう。こんど、『ウケる技術』でも読んでみようか。けっこう売れたらしいので、私みたいに思っている人から需要はあったのだろう。